参院予算委員会で、東京電力福島第1原発事後、福島地検いわき支部の検察官が市民より先に避難したとする自身の答弁について弁明する森雅子法相=国会内で2020年3月11日、川田雅浩撮影 森雅子法相は11日の参院予算委員会で、「(2011年3月の)東日本大震災の時、検察官が福島県いわき市から最初に逃げた」などとする9日の参院予算委での自身の答弁が「不適当だった」として撤回した。予算委に先立つ衆院法務委員会で、弁護士出身である森氏の答弁の妥当性を問いただしたのは、検察官出身の山尾志桜里氏(立憲民主党)。2月に森氏が検察官の定年延長を巡る過去の国会答弁を把握していなかった事実を指摘した因縁の関係だが、「法曹バトル」第2ラウンドはまたしても山尾氏に軍配が上がった。 驚く立憲・山尾氏「えっ事実なんですか」 森氏は9日の参院予算委で、検察官の定年延長を認める法解釈の変更を巡って「どのような社会情勢の変化があ