「キレイで快適、広さもあって、周囲の環境も抜群――そんな、いい家に住んでみたい」と思っている人も少なくないのでは? もちろん、お金を払えばそのような環境を手に入れることは容易い。しかし、この経済不況の中、大幅な昇給は見込めないし、ボーナスだって下がる一方。そこで考えてみたいのが、通勤時間は長くとも少し離れた地域に住むという選択肢。地価や家賃の高い都心ではなく、比較的安い土地に住めば、住環境も一気にグレードアップできるはず。そこで今回は、午前9時に東京駅周辺のオフィスに出社できることを前提に、電車通勤の限界地点を探してみた(私鉄は除く)。 調査に当たっては、「通勤手当」が最も重要なポイントとなる。いくら遠くから通えたとしても、会社がその金額を負担してくれなければ自腹になるためだ。そこで、企業の通勤手当について特定社会保険労務士の佐藤広一さんに伺った。 「労務行政研究所が出している労務時報