KADOKAWAグループといえば、いまや出版界、とりわけアミューズメント方面では一大勢力となっております。ここ10数年、ざっと思いつくだけでメディアワークスをはじめとして、アスキー、エンターブレイン、メディアファクトリーといった出版社を系列に入れ、大きくなってきました。 しかしこのうちメディアワークスはもともととある出来事が起こり、それによって角川書店から分裂したことで興ったというのをご存じの方はどのくらいおられるでしょうか。これは1990年代前半に起こったもので、社内の対立から角川書店におけるメディア系出版の社員が大量に退社、そしてメディアワークスを立ち上げるという、通称『角川書店お家騒動』が起こります。 実はその時も私は角川系のマンガ誌やゲーム誌を読んでいたのですが、当時相当な混乱があったのを覚えています。 そして最近、自宅の奥からそれらの混迷を示すような当時の漫画雑誌が出てきたので、