この記事は Nikkei Advent Calendar 2020 20 日目の記事です。 日経電子版 Web チームの阿部です。今回は HTTP/2 の目玉機能の 1 つであった Server Push の事実上の終焉と、現在 Chrome チームや Fastly 社が実験中の 103 Early Hints について、日経電子版 Web での取り組みを紹介させていただきます。 HTTP/2 Server Push HTTP/2 Server Pushは HTTP/2 で策定された、一言で言ってしまうと「必要なリソースがリクエストされる前にサーバーからクライアントに送ってしまおう」という技術です。 これによりクライアントがリクエストするリソースを先回りしてサーバーが送ることで、必要なリソースが揃うまでにかかる時間を短縮できるため、パフォーマンスの向上が期待されていました。 Server
Indexed Database API(以下、indexedDB)について、これまで追いかけてきた情報をとりまとめたので公開します。 indexedDBは当初は仕様が固まっておらず、サンプルコードも当然のように動かなかったので(今も動きませんが…)、検証するにはかなりハードな状況でした。最近になってどうにか動くようになってきたので、@komasshu さんと色々やり取りしながら一通りの動作を確認しました。 現時点で利用できるブラウザは Chrome 9 以降 または Firefox 4 beta 8 以降となります。まだまだ仕様は動いていますので、検証の際は、なるべく最新の開発版を使うことをおすすめします。本エントリーでは、Chrome 9 beta 、Firefox 4 beta 8 にて検証します。また、資料は、2011年1月20日時点の W3C Editor's Draft を参照
カリフォルニア州マウンテンビュー発--3年間の沈黙を経て米国時間12月9日夜、Google本社で、ウェブのセキュリティを高め、ブラウザのパフォーマンスを著しく向上させる同社の新テクノロジが初めて公に披露された。 Googleは「Native Client」(NaCl)が実用水準に達したことを示すため、イベントを利用して、リッチでプロセッサに高い負荷をかけるグラフィックで知られる複数のゲームの「Chrome」専用版を新たに発表し、即座に公開を開始した。同社は、同ブラウザの全世界ユーザー数が2億人を突破したことも明かした。 それらのゲームには、「Mini Ninja」の開発元であるスクウェア・エニックスの作品や、「Moai」で構築された「Wolf Toss」、数々の業界賞を受賞したSupergiant Gamesの「Bastion」(Chromeブラウザのみ)、「Unity 3D」ゲーム構築エ
こんにちは、株式会社ALBERTの太田です。今回はGoogle ChromeのUser ScriptsとContent Scriptsについて、その仕様とGreasemonkeyとの違いを中心に、実際のスクリプトの書き方を交えて解説します。 ユーザースクリプトとは User Scriptsとは、Google Chrome版のGreasemonkey(ただし、後述の通り互換性はあまり高くありません)です。そもそもGreasemonkeyとは任意のページで任意のJavaScriptを実行し、そのページに機能を追加したり、(自分にとって)不要なものを取り除いたり、異なるサービスとの連携をしたり、といったことをJavaScriptファイルひとつで実現できるようにするFirefoxのAdd-onです。その手軽さと、それに見合わぬ強力なカスタマイズ性能から高い人気を得ています。 しかし、Grease
Google版リモートデスクトップツールの登場 リモートデスクトップの歴史は古い。我々が普段使用しているWindows OSに搭載されたリモートデスクトップやリモートアシスタンスは、Windows XP以降から実装された機能だが、その元となる技術はCitrix SystemsがOS/2向けに開発したCitrix MULTIUSERまでさかのぼる。その一方で、UNIXのGUI環境を構築するソフトウェアであるX Window Systemのクライアント/サーバーの分類という概念も、リモートデスクトップに大きく寄与しているだろう。 使用中のコンピューターから遠方などに設置したコンピューターをGUI操作するリモートデスクトップには様々な実装形式がある。AT&Tケンブリッジ研究所が基礎を作り上げたVNC(Virtual Network Computing)は、デスクトップを複数のブロックに切り分け、
私は以前までブラウザはFirefoxを使っていましたが、Firefox4でMacでFlashが見れなくなったり、Firefox5でタブを切り替えても表示が切り替わらない(この現象は検索してもヒットしないので自分の環境だけの可能性有り)といった不具合があってから、メインのブラウザをGoogle Chromeに乗り換えています。 FirefoxからGoogle Chromeに乗り換えるのをためらった理由の1つが、自作したEmacsとの連携機能がChromeに移行すると使えなくなるというものでしたが、google-chrome-clientという別プログラムからChromeにアクセスするためのRubyライブラリの存在を知ったので、Emacs連携機能のGoogle Chrome版を作成しました。 この機能を使うためには、Google Chromeを次のオプションで起動します。 --remote-s
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