日本と中国が受注を目指していたインドネシアの高速鉄道計画について、インドネシア政府の担当閣僚は、日本側に計画そのものを見直すとしていた政府の方針を撤回し、引き続き高速鉄道の建設を目指す考えを伝えたことが分かりました。 23日、インドネシアのナスティオン経済担当調整相は日本の谷崎泰明大使と首都ジャカルタで会談しました。会談後、ナスティオン経済担当調整相は記者団に対し「インドネシア政府は高速鉄道を建設することを大使に伝えた」と述べ、計画そのものを見直すとしていた政府の方針を撤回し、引き続き高速鉄道の建設を目指す考えを明らかにしました。その上で、鉄道の建設にあたっては、インドネシア政府の財政負担がないことや、企業連合などが建設から運営まで行うことなどの条件を谷崎大使に伝えたということです。 会談のあと、谷崎大使は記者団に「まずは本国に報告したい。それ以上、詳細について説明することはできない」と述