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  • 詐欺とペテンの大百科 :投資十八番 

    詐欺とペテンの大百科が面白い。 書名の通り、古今のありとあらゆる詐欺やペテン事例(加えて、悪ふざけ、ホラ、作り話、でっち上げ、贋作、偽造品等々)を集めまくっています。大百科の名にふさわしく、総560ページ、掲載事例はおよそ1000件くらいはあるのではないでしょうか(正確な数は数えられない)。騙し騙されの陰な話ばかりではなく、思わず笑ってしまういたずらや悪ふざけも多く収録されています。一つのストーリーが長くても2〜3ページしかないので、どこからでも読める気軽さがいいです。純粋に読み物として面白いことは言うまでもないですが、読者は、詐欺やペテンというものの質が何なのかについて嫌でもわかってしまいます。 著者が断じるこの指摘が正しいことは明らかです。なぜなら、時代の今昔を問わず手口の基形は変わっていないからです。ねずみ講しかり。美人局しかり。トランプ詐欺しかり。投資詐欺しかりです。何度も

    ranobe
    ranobe 2011/05/03
    国民年金
  • リスクを取らないことは最大のリスクである :投資十八番 

    羽生善治さんの新著「大局観 自分と闘って負けない心」を読みました。書は、羽生さんの棋士生活二五年のまとめとして執筆されたもので、勝負に対する考え方が書き綴られています。「大局観」とは全体を見て状況を把握し何をすべきかを判断することです。将棋は「読み」と「大局観」のゲーム。がむしゃらに読み込む力は若い棋士が上ですが、経験を積むほど精度が増す大局観によって、互角の勝負にもっていけると羽生さんはいいます。書はこの大局観だけでなく、集中力の鍛え方、負け方、運・不運など、さまざまなテーマが独自の視点で語られていて、新書としてはとても読み応えがあるでした。ブログの表題とした「リスクを取らないことは最大のリスクである」というのは、書の一つのトピックから引用したものですが、「リスク論」として実に面白いことが書かれています。

    ranobe
    ranobe 2011/04/19
    金の使い方を、日銀に一手指南して欲しい。
  • 半値になっても損しない投資法 :投資十八番 

    投資には、日々変動する「価値」そのものにストーリー性があり、それはそれで面白いと私なんかは感じるわけですが、そんな綺麗事を言っても、やっぱり損をするは望むところではないというやっかいなものでもあります。投資には興味があるものの、預貯金と違って元保証がないために二の足を踏んでしまっている人の気持ちがわからないわけではありません。まして、日はバブル崩壊後ほぼ一直線で株価が下がっきたのも事実。そんな状況で投資に魅力を感じろと言うのには無理があります。しかし、そんな状況でも必ずしも損をするとは限らない投資法というものが確かにあるのです。 書から引用した図で説明します。ご存知のとおり、日の株式市場は1989年末に頂点を打ち、その後は短期的な上下はあったものの趨勢としては下がり続け、この20年で3分の1にまでなってしまいました。 当然ながら、ピーク時に一括投資した人は今にいたるまで一回も黒字

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    ranobe 2010/12/24
    株だけでない積み立て方法としては、株式と債券のポートフォリオで、債券の割合を年齢分にする方法があります。 ボーグル法。http://www.nicmr.com/nicmr/report/repo/2006/2006sum15.html ライフサイクルファンドという選択も
  • 少額投資の非課税制度が “看板倒れ”に終わらない理由 :投資十八番 

    公的な制度の中には、知らないと損をすることが多々あります。金融証券税制もまさにそうです。知らなかったばかりに、税制上有利な制度があるにもかかわらずスルーしてしまう。資産形成のためには、制度上利用できるものは全て利用し尽くす貪欲さが必要で、そのためのちょっとした勉強を惜しんではなりません。 現在は証券優遇税制のもとで、上場株式や投資信託等の配当益や譲渡益については、軽減税率10%が適用されますが、この優遇措置も2012年には廃止される見込みです。これについては結構知られていますが、優遇税制廃止と同時に導入される予定である「少額投資の非課税制度(日版ISA)」について、知っている人ははたしてどれほどいるでしょうか。この制度も「知らないと損をする」ものの一つです。

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    ranobe 2010/11/22
    http://www.nli-research.co.jp/report/report/2001/12/li0112b.pdf 長期投資でバイ&ホールドには、ほんとはロスIRAがベストです。401kは米国の制度なのに、ISAは英国の制度で、留学先による権力闘争でもあったんかいな。
  • ドラッカー流セルフマネジメント法 :投資十八番 

    ドラッカーはいいます。一流の仕事をするには、まず自己の強みを知ること。そして、仕事の仕方を知り、学び方を知る。価値観を知る。自己を知ることで、得るべき所がわかり、なすべき貢献が明確になる、と。 これは、エッセンスが凝縮されたドラッカー論文集で紹介したHBR6月号に掲載されていた1999年発表の論文「自己探求の時代」の要約です。もう少し詳しく紹介してみましょう。 自己の強みは何かを知る 自己の強みを知るには、フィードバック分析しかない。すなわち、なすべきことを決めたり、始めたりしたならば、具体的に書き留めて置くのである。そして、九ヶ月後、一年後に、その期待と実際の結果を照らし合わせなければならない。私自身、これを五〇年続けており、そのたびに驚いている。 自己について知るうえで、最も重要なのは強みを知ることだとドラッカーはいいます。強みを知るには、自分が行ってきた実績や行えなかったことを記

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    ranobe 2010/05/30
    二十にして立たなくなるおそろしい時代です。
  • お金が貯まらない4つの理由 | 投資十八番 

    古典派経済学では、人間は与えられた情報をフル活用した上で合理的にお金を使うということが前提になっていますが、実は案外そうではないことが行動経済学(behavioral economics)での各種実験で明らかになってきています。人間はエコノミストが考えるほど賢くはないようです。 人間が陥りやすい「お金」にまつわる過ちを示す、4つの興味深い実験があります。 実験対象は、米国でも屈指の名門校の学生たちです。 1:クレジットカードは金銭感覚を狂わせる MITの学生たちにオークションでボストンセルティックス(NBAのチーム)のチケットを買わせる実験をおこなった。学生の半分には現金で買わせ、残り半分はクレジットカードで買わせた。彼らがチケットに付けた値段を確認すると、クレジットカードの学生たちは平均して、現金の学生たちが示した金額の二倍の金額を喜んで払うという結果になった。 クレジットカード

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    ranobe 2010/01/30
    投信積み立ておすすめバイアスはVanguardにもあるなー。ていうか、それが商売でした。 Vanguardのコラムのさらに元ネタは http://www.amazon.co.jp/dp/4532191971/ この本になります。
  • 「現金」は果たして安全か? | 投資十八番 

    株式投資にリスクがあることは誰でも知っているため、普通は全財産を突っ込んだりしないものです。また、債券投資についてもインフレに弱いというリスクがあります。 では、現金や銀行預金で保有することにリスクはないのでしょうか? よく聞く意見として、「投資はリスクが高くて手を出すべきではない。堅実に貯蓄せよ。」というものがあります。これは当にそうなのでしょうか? つまり、現金や預金残高を積み上げることが堅実でリスクがなのかという疑問です。 答えは、歴史的事実を考慮するとそうでもないのです。 現金預金(以下キャッシュ)は、確かに株や債券と違って値動きがなく、預金保険機構によって一定額までは保証されるという安心感があります。しかし、物価の影響と利子にかかる税金が積もり積もることで、長期では大きな影響を受けるのです。これは具体的にどういうことなのか、WSJ.comにその答えがありました。 アメ

    ranobe
    ranobe 2010/01/22
    インフレ対応債券、日本なら個人向け国債変動金利10年おすすめ。
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