多くのWebサイトで利用されているWebアプリケーションフレームワーク「Apache Struts」に深刻な脆弱性が見つかっている(関連記事:Apache Struts 2の脆弱性対策が急務、攻撃プログラムが出回る)(関連記事:Apache Struts最新版に脆弱性対策の漏れ、IPAがWAFやIPSでの対策呼びかけ)。もともとはStruts2系の脆弱性とされていたが、4月24日にラック サイバー・グリッド研究所がStruts1系にも脆弱性があることを発見した。情報の窃取やサイトの改ざんなど様々な被害が起こり得る。Web管理者など多数の関係者に影響しそうな情勢だ。ラックの西本逸郎取締役専務執行役員に影響と対策を聞いた(聞き手は白井 良=日経SYSTEMS)。 Apache Strutsの脆弱性の深刻度は。 4月25日未明に、当社でApache Strutsの脆弱性を突いた攻撃を観測した。S