「Graph Game」はニューラルネットワークの構造をグラフで作成するゲームです。AI技術の発展と共に頻繁に目にするようになった「ニューラルネットワーク」をどの程度理解しているか試せるゲームとのことなので、実際にプレイしてみました。 Graph Game - By Sabrina Ramonov https://graphgame.sabrina.dev/ サイトにアクセスするとこんな感じ。「RNN」「LSTM Cell」「GRU Cell」「ResNet Block」「Deep RNN」という5つのステージが用意されています。まずは「RNN」をクリックしてみます。 「x_t」「h_t」「y_t」という3つの箱が出現しました。それぞれの箱はデータを表しており、上が出力で下が入力となっています。「x_t」の上の○をクリックし、ドラッグして「h_t」の下に接続します。 緑の線で接続が表示され
「Immersive Math」は、数学のうちベクトルや行列などの計算を研究する分野である「線形代数」についてインタラクティブな図を用意することでわかりやすさを向上させた無料の教科書サイトです。 Immersive Math https://immersivemath.com/ila/index.html サイトのトップページはこんな感じ。「完全にインタラクティブな図を備えた世界で最初の線形代数本」と述べられています。 中央に表示されている三角形の図はインタラクティブで、左上をクリックすることで回転・停止を切り替えられるほか、各頂点をクリックしてドラッグ&ドロップすることで位置を調整可能。自由に図を編集できるため理解しやすいというわけです。 ページをスクロールすると目次が現れました。まずは「Preface(序文)」をクリック。 「『百聞は一見に如かず』という言葉の通り、たくさんの言葉を重ね
この記事では,レポートの執筆環境として Jupyter Notebook を紹介します.Jupyter Notebook を利用するメリットとして,ソースコードの実行結果や図表を,コピペすることなくレポートに埋め込めることがあります.このことにより,アジャイル的なアプローチでレポートを執筆することができます.一方で,Jupyter Notebook には PDF へのエクスポート機能が貧弱という問題があります.この問題への対処法として Quarto を紹介します. 1. はじめに 1.1. レポートの執筆工程はウォーターフォールモデル さて,早速ありきたりな質問で恐縮ですが,みなさんはどんなレポート執筆環境を利用していますか?おおむね回答は次の通りでしょう: Microsoft Word LaTeX Markdown しかし,この記事ではこれらの優劣について特に語るつもりはありません.なぜ
Accidentally Turing-Complete Some things were not supposed to be Turing-complete. This is a collection of such accidents. Stuff which is somehow limited (stack overflows, arbitrary configuration, etc) is still considered Turing complete, since all "physical" Turing machines are resource limited. C++ Templates Although they were initially not supposed to, C++ templates are Turing-complete. For proo
この記事について この記事は、TOGATTA SERVER LT Vol.4にて発表したスライドをZenn向けに公開したものです。 Marpで書かれたスライドの原稿がベースなので、書いている文章がスライドっぽかったりします。ご了承ください。 概要 「WM(ウインドウマネージャ)」 のミニマルな実装であるTinyWMを読んで、X11におけるWMの振る舞いを理解しよう 前提知識 X11 (X Window System) とは UnixおよびLinux系OSでよく使われるウィンドウシステムの一つ GUI環境の基礎を提供 マルチウインドウの制御 レンダリング 入出力デバイスの管理 など、グラフィカルなUIの基盤となる部分を提供する X11の構造 クライアントサーバーモデルに基づいている Xサーバー ハードウェアに近い部分を抽象化 ディスプレイへの出力 キーボードやマウスの入力の受け取り など..
はじめに 先日シェルについてのオンライン勉強会に参加しました。 スライドも非常にわかりやすく、動画もアップされているので、ぜひ見てみて下さい。 何度勉強してもついつい忘れてしますシェルについて、忘れないうちにアウトプットしておきたいと思います。 私の解釈が混ざっているので、詳しく知りたい方は上のURLへどうぞ 前提 記事内で実行しているコマンドは全てawsのEC2(Amazon Linux2023)のbashで実行したものです。 シェルってなあに みなさん「シェル」使ってますか? 使ってますよね? sh, bash, zsh, csh,etc... いろんなシェルがありますね。 この「シェル」ってなんでしょうか? シェルはユーザーが命令したことをカーネルに伝えてくれるやつ。です。 でも面倒じゃないですか? なぜユーザーの命令がそのままカーネルではなく、わざわざシェルを通す必要があるのでしょ
ed25519のpythonによるリファレンス実装を解説してみます。 pythonのリファレンス実装はこちらです。 https://ed25519.cr.yp.to/python/ed25519.py 数学的な関数の解説のみ簡単に行います。 詳しくはこのブログの他の記事に記載があります。 使う楕円曲線はed25519と呼ばれる、Twisted Edward曲線です。 q = 2**255 - 19 L = 2**252 + 27742317777372353535851937790883648493 素数2255-19=57896044618658097711785492504343953926634992332820282019728792003956564819949 =0x7fffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffffff
コンピューターの頭脳ともいえるCPUが、どのようにプログラムを実行するのかについて、17歳のエンジニアであるレクシー・マティック氏が、独学で調べた知識を解説したウェブページを公開しています。 Putting the "You" in CPU https://cpu.land/ 「プログラムを実行するとどうなるか」について疑問を抱いていたマティック氏は、独学での学習を始めたものの、OSやCPUがどのように機能するかについて詳細かつ適切に解説するサイトは見つからなかったそうです。そこでマティック氏は、「自分自身で本当に良い学習リソースを作るべきだ」と考え、解説ページの作成に取り掛かりました。 PCでプログラムを実行する際、CPUは命令を順番に実行していく必要があります。しかし、CPUプロセッサは、一度に複数のプログラムを実行することができません。そこで、OSの中核を担うカーネルが、タイマーを使
アメリカで2人の高校3年生が、数学者たちを驚かせる発見をした。これまで不可能と考えられていた「三角法を用いたピタゴラスの定理の証明」に成功したのだ。St. Mary’s Academyに通う彼女らは、定理の証明を作成するという冬休みに出された数学コンテストの課題に答える形でピタゴラスの定理を証明し、アトランタで開催されたアメリカ数学会(American Mathematical Society:AMS)の春の南東部分科会に招待されて、2023年3月18日に学会で発表した。 「三平方の定理」とも呼ばれるピタゴラスの定理は、2000年以上の歴史を持つ数学の基本定理の一つだ。「直角三角形の斜辺の2乗は他の2辺の2乗の和に等しい(a2=b2+c2)」というこの定理を、日本では中学3年生で学習する。 ピタゴラスの定理の証明自体は2000年前からさまざまな方法で行われてきたが、三角法を用いた証明は不可
AdS空間って、この世界で本当は何か、じわじわ考えてみると!? AdS(反ド・ジッター空間)って既に名前がSF👽 素粒子論と宇宙論で最近よく聞く、AdS。この世界が高次元の反ド・ジッター空間じゃないか?この三次元空間はその空間のホログラムでしか無いんじゃないか?? って。これはSFでも何でもなく、今の現役バリバリの物理学者が言ってるんだけどね。 こんな形で端に行けば行くほど細かく無数に枝分かれしてて、そして境界に接続している。なんとも不思議というか、怪しげな形状。これがこの世界であり、この端の境界の膜が実は3次元の宇宙である、と言ってるわけだ。 そしてこれこそが、生命の動きや情報処理、量子コンピュータの量子もつれから宇宙全体を司ってる??意識も??と言うめっちゃ大層な話なんだよね。 で、まあその怪しさを満喫しながら、ふと思ったのが、なんでこんな不思議な形状になってるんだろうか?なんだろう
目次 1. Wi-Fiとは 2. Wi-Fiの基本原理 3. Wi-Fiの規格 4. Wi-Fiの信号伝送方式 5. Wi-Fiのセキュリティ 6. Wi-Fiのネットワーク構築 7. Wi-Fiの応用例 1. Wi-Fiとは Wi-Fiとは、無線LAN(Wireless Local Area Network)の技術のことです。Wi-Fiを使うと、無線でインターネットに接続したり、他のデバイスとデータをやり取りすることができます。Wi-Fiは、家庭やオフィスなどの小規模なネットワークを構築するのに便利で、高速な接続を可能にします。 2. Wi-Fiの基本原理 Wi-Fiの基本原理は、電波を用いたデータの送受信です。Wi-Fiは、無線周波数帯を使用して、データを無線で搬送します。周波数帯は、2.4GHz、5GHzなどがあり、それぞれに特定のデータ通信速度が設定されています。Wi-Fiは、デー
git-simは、Pythonで記述されたコマンドラインツールで、gitコマンドがローカルリポジトリに与える影響を示す画像(またはアニメーション)を、すばやく簡単に生成できる。 同ツールの利用によって、実際にコマンドを実行する前に、ユーザーがコマンドの処理内容を確認することが可能になり、リセット/マージがローカルリポジトリにどのように影響するかが、確実にわかるようになる。なお、動作のビジュアル化はJPEG形式の静止画のほか、MP4形式の動画としても出力できる。 同ツールのおもな目標は、開発者ワークフローの中断を最小限に抑えつつ、gitコマンドの効果をすばやく簡単に作成して視覚化することであり、今後の機能強化としては、 コマンドラインインターフェイスを提供して、開発者がローカルGitリポジトリ内のターミナルで直接git-simを実行可能にする gitコマンド(サブコマンドおよびオプション/フ
このページでは、Web上で実行できる「モンティ・ホール問題」のシミュレーターの機能を提供しています。 自分で考えながらゲームを行うこともできますし、条件を固定して 多くの回数を繰り返し高速で実行し確率を算出することもできます。 「モンティ・ホール問題」は「直感で正しいと思える解答と、 論理的に正しい解答が異なる問題」といわれます。 ※念のため書いておきますが、このページのシミュレーターは確率の操作をしていません。完全なランダムです。 モンティ・ホール (Monty Hall) が司会を務めるゲーム番組に、 あなたはプレーヤーとして参加しました。 3つのドア「A, B, C」に「車、ヤギ、ヤギ」がランダムに入っています。 最後に車が入っているドアを選ぶと車がもらえます。 プレイヤーはドアを1つ選ぶ モンティはプレイヤーの選ばなかったドアの2つのうち、ヤギの入っているドアを1つ開ける モンティ
統計学の時間 統計学の基礎から応用までを丁寧に解説しています。「Step1. 基礎編」は、大学で学ぶ統計学の基礎レベルである統計検定®2級の範囲をほぼ全てカバーする内容となっています。最後まで読み進めることで、統計検定®2級に合格できる力がつくことを目標にしています。 学習ページは、数式ばかりではなく具体例を多数掲載し、はじめて統計学を学ぶ方にもイメージしやすい内容になっています。学習ページで勉強した後は、練習問題で腕試しができます。練習問題のすぐ下に解説を掲載していますので、理解度をすぐに確認することができます。 一通り勉強して知識が身に着いたら、実際に統計検定®を受験するのがオススメです。 統計WEBでは、統計検定®の受験者を応援しています! ※統計WEBを使って統計検定®に合格された方の『合格者の声』をブログに掲載しています。こちらからご覧ください。 Step0. 初級編 1. デー
機械学習勉強会として今は統計学入門をやっている。 週一でやっていて、今週から輪読形式で進めてみることになった。 また、勉強会で書いたコードや疑問点などをまとめるためにGitHubのレポジトリを活用している。 Wondershake/ml-statistics-intro: 基礎統計学 I 統計学入門 (東京大学出版会) 今回の内容 8.1 大数の法則 大数の法則 (law of large numbers) 多く観測すれば、標本平均は母平均に極めて近くなる 大標本では、観察された標本平均を母集団の真の平均(母平均)とみなしてよい $P(|\bar{X_n}-\mu|<\epsilon)\rightarrow 1$ $\epsilon$: 任意の正の定数 $\mu$: もとの確率分布の平均 (母平均) $\bar{X_n}$: その分布から$n$個とられた観測値の平均 8.2 中心極限定理
雨や風などの環境音や音楽、サイレンの音など、「音」は日常生活にありふれていますが、音がどんな仕組みで鳴っているのかはイメージしにくいものです。そんな「音」の仕組みを、マウスで波形を動かしたり音を鳴らしながら学べるウェブページ「Sound」がGPSの仕組みやカメラの仕組みの解説ページを作成してきたBartosz Ciechanowski氏によって公開されています。 Sound – Bartosz Ciechanowski https://ciechanow.ski/sound/ 音が空気中や水中を波として伝わるということは多くの人が知っているはず。Soundでは、まず空気中の粒子の移動について解説しています。空気は膨大な数の粒子で構成されており、それぞれの粒子は自由に動いていますが、粒子同士が衝突するため「ごく短時間のうちに粒子が遠くへ移動する」ということは起こりにくくなっています。Soun
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