2023年7月24日のブックマーク (2件)

  • カズオ・イシグロ × 大江健三郎 対談レポート ~前篇~ - Ranun’s Library

    カズオ・イシグロのインタビュー集成 ”Conversations with Kazuo Ishiguro ”(2008 )を読みましたが、中でも唯一の日人、大江健三郎との対談が極めて圧巻だったので、拙訳ですが紹介したいと思います。 といっても、対談が行われたのは1989年、今から32年も前のことです。 大江健三郎54才、カズオ・イシグロ35才。 各々がノーベル文学賞を受賞する前ですから、そう考えると、かなり刺激的ではないでしょうか。 お二人の思い描く未来が、過去になっているという、 まさに今『バック・トゥー・ザ・フューチャー』(1985, SF映画 ) を見ているような、不思議な感覚になります。 まずはそれぞれの作家について簡単に紹介してから、題に入ります。 (1989年当時) 大江健三郎(日小説家) 1935年、愛媛県生まれ。 東京大学で仏文学を学ぶ。独特の文体と想像力が評価され

    カズオ・イシグロ × 大江健三郎 対談レポート ~前篇~ - Ranun’s Library
  • きょう買った本と食べた蕎麦 〜池波正太郎のことなど - ことばを食する

    日曜日。モーニングコーヒーを飲みながら、facebookを眺めていると、や!。 地元の古屋さんが、富山県南砺市井波の古刹・瑞泉寺門前にテントで出店しま〜すと、ポストしていました。朝から日差しが強いけど、行ってくるか。こういう機会に出会えるというものがきっとある、と思い。お寺まで車飛ばして50分くらいです。 少し補足解説。諸大名が割拠した戦国時代、北陸には朝倉氏などの大名がいたけれど、一般民衆は一向宗(浄土真宗)に帰依して、蓮如上人の教えのためには命を捨てる宗教自治国でもありました。 信長が宗教勢力に神経を尖らせて、時には女子どもまで殺戮したのはよく知られた歴史。北陸における拠点の一つが瑞泉寺でした。そのお寺で、太子伝会という年に1度の行事が開かれ、いくつもテント張りの出店が門前に並んだのです。 汗だくになって参詣の道を登り、露天の古屋さんで買った3冊500円。「源氏紙風船」(田辺聖子

    きょう買った本と食べた蕎麦 〜池波正太郎のことなど - ことばを食する