第3回 AVL木で木構造を学ぼう はやしつとむ アナハイムテクノロジー株式会社 2009/4/13 オブジェクト指向によって、アルゴリズムは隠ぺいされていることが多くなった。しかし、「用意されていない処理」が求められたときに対応できるだろうか(編集部) 第2回「単純なキューと循環キュー」では、循環キュー構造を実装したCyclicQueueの解説と、TListやLinkedListを利用したキューについての比較を行いました。 今回は、木構造を取り上げます。引き続き筆者はDelphi 2009でサンプルプログラムを作成していますが、Delphiをお持ちでない方は下記のURLからTurboDelphiをダウンロードしてぜひインストールして見て下さい。 木構造とは何か? 木構造は、データの関係を根(ROOT)から複数の枝(EDGE)をたどって節点(NODE)を経由しながら葉(LEAF)へと至るよう