2005年12月13日04:04 カテゴリMathPsychoengineering 書評 - 使える!確率的思考 その「毒消し」として上げたいのが本書である。 使える!確率的思考 小島寛之 「偶有」整理法最近その毒消しになりそうな本を読んだのでやっと書評にまわした次第。偶有性に対して、特に科学者からは忘れられがちな「生活知」の大切さを説いたのが「脳整理法」なら、本書は「世界知」を我々はどうやって「生活知」に取り入れているのかを解説したのが本書ということも出来る。 そのキーワードが、「動的確率」。そう。この「動的」というところが本書のタイトルに書かれていない大事なキーワードである。確率というと最も重要な法則として「大数の法則」というのがあるが、実はこの大数の法則で切るところまでが、「古典的確率」、すなわち「静的確率」で、これは以外意外とと使いづらいのだ。 まずなんといっても、それだけのサン
美しい光景だな、自民と民主(の大半)が手を取り合って前原潰しかよ。そして潰されまいと必死。さて、この始末どうなるか。 自民の本当の敵は小沢だろう。民主党(の大半)は小沢を西村のように葬りたい。自民党は小沢と組む気はない。小沢が立つ機会は常識的に見ればない。それだけ真の国難がないというべきか。 少々手前みそになるが、毎日新聞が「解散・総選挙があってもいい」と社説で書いたのは郵政民営化法審議が本格的に始まる前の5月20日付朝刊だった。「自民党の造反者は離党するのが筋だ」ともその時点で指摘した。朝日や読売など他紙が8月8日の衆院解散直前まで「解散は目的不明」「民営化法を通せ」とそろって反対する中、私たちは5月以降も再三、解散是認論を掲げてきた。 なぜか。一つは同じ自民党内に与野党があるかのような対決劇が演じられ、いつしか改革が骨抜きになっていく政治は、もう限界であり、一度選挙で整理した方がいいと
ニートという言葉にはマイナスの意味しかないのか? いやおおむねマイナスだとしても、何かしら良い面があるのではないか? ニートのエリート、いいニート、そんな道もどこかにあるんじゃなかろうか。などというしょうもないことを模索する連載。今回はなんと今までの連載を総括!? にわかには信じがたい話だが、時代は再びバブルに突入したらしい。株価は高騰し、都心の地価は上昇に転じ、銀行は企業に金を貸したがっている。しかし、前回のバブルと大きく異なるのは、故・中尊寺ゆつこが描いたようなスチャラカ会社員が見あたらないことだ。街にお金が溢れるのと反比例して、ますます働くことはしんどさを増している。 前回のバブルでは、繁栄が永遠に続くと勘違いした人々が、たとえば高値掴みした不動産に対して長期ローンを組み、結果にっちもさっちもいかなくなった。今回の好景気の場合、ひとは皆いずれ再び不況に反転するのがわかっているので、
2005年12月04日02:16 カテゴリTaxpayerMoney 道草は死語になるのか? 校門の外の事まで学校が面倒を見るようになって久しい。 道草文庫 大石英司の代替空港: 治安という幻想今、必要なのは、日本全国の教育長や自治体の首長がテレビに出て、残念ながら私たちの社会は、最早、子供たちの安全を確保できません。どうぞお父さんお母さん、積極的に子供たちを学校まで送り迎えし、校門で先生たちと会話を交わして下さい、と呼び掛けることです。すでに私がガキの頃にも、「生活指導」と表して盛り場を巡回していたりしたものだ。そんな暇があったら少しでも授業を実りあるものにしてもらいたいものなのだが。 この手の事件が起きると、必ず「学校はどうした?」「家庭はどうした?」と、学校と家庭の責任論が飛び交う。しかし、社会はそれほど狭くないはずだ。子供にとっても。 学校と家庭以外にも世界があるのだというのは、か
※ 小学生殺人事件 地方のバス事業は今どういう状況にあるかというと、過疎化が進んだせいで、もう行政の補助金が無ければ立ちゆかない路線が山程できている。たとえば、私の故郷の大隅半島最大の幹線道路を鹿屋のバスセンターから垂水のフェリー乗り場まで走る鹿児島交通の路線があります。2、30分置きに走っている。しかしその路線ですら、特急バスが無くなって久しい。つまり、空港へ向かうリムジンバスを除いて、今大隅半島では、特急バスと名の付くものは走っていないんです。その鹿屋のバスセンターの一角を借りていた鹿児島交通タクシーは確か去年撤退しました。地方でもタクシーの自由化が進み、聞いたことがないような新興タクシー会社が、自家用車社会で展望のない過当競争を繰り広げている。 私が暮らした時代のタクシー会社は、鹿児島交通、丸信、旭交通の三社の寡占状況だったのに、今は8社前後のマークを目撃します。過疎化の中で、会社は
この間も多様性といいつつ排他的な人々の話を書いたが、なにかこの「多様性」という原理を語る、多様性原理主義者とでもいうべき一群が地球上の各地点で観察されている。頭が痛くなる。 手仕事をしていたので(どんなだ)、テレビをサーフして適当に見るともなく見ていたら、大西洋岸諸州のラジオ局の様子をテレビでやってるという妙といえば妙な番組にあたった。テーマは政治。選挙戦がはじまったので勢いそういうことになっているのだろうが、キャスターが、電話の人にいろいろ答えながらおもしろいおかしいことを言うという、ま、北米でよくある仕立てではあった。そして、そのノリも北米でよくあるもの。つまり、キャスターがかなり恣意的に、彼(だいたい男性でかなり乱暴な口をきく)の判断で、なるほどになることもあれば、なにを言ってんだよ、お前、となって、thank youで切られてしまうというやつ。(こういうthank youは気が弱い
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く