ソフトバンクがヤフーを展開するグループ会社のZホールディングスを通じ、無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)と包括提携する検討に入ったことが13日、分かった。LINEをZホールディングスと経営統合させ実質的に買収することを視野に交渉している。ソフトバンクとLINE親会社の韓国IT大手ネイバーが折半出資する新会社を設立することを検討している。月内合意を目指す。 提携によりソフトバンクグループは、LINEの顧客基盤や技術を活用してサービスを強化する狙い。東京証券取引所第1部に上場するLINEの時価総額は約1兆1千億円で、IT業界の勢力図が変わりそうだ。