イオンは27日、グループ中核の総合スーパー「ジャスコ」や「サティ」を運営する100%子会社3社を来春合併し、店名を「イオン」に統一する方針を明らかにした。 消費低迷で総合スーパーの不振が続く中、コスト削減や宣伝の効率化などに共同で取り組み、収益力を高めるのが狙いだ。国内事業の立て直しで確保した資金は、中国など成長するアジアへの進出に振り向ける方針だ。 3社合計の店舗数は345店舗、2010年2月期の売上高は約2兆4500億円に上る。総務など間接部門の合理化や、仕入れ、宣伝の効率化などを進める。 合併するのは、本州と四国にジャスコ254店舗を展開するイオンリテール(千葉市)、サティ85店舗を持つマイカル(大阪市)、日本を撤退した仏カルフールから6店舗を引き継いだイオンマルシェ(千葉市)の3社だ。 別の子会社などが運営する北海道や九州、海外のジャスコの店名も将来的にイオンに替える方向だ。40年