直前に決まった20分を超える首相の官邸“会見” 11月15日、安倍首相が官邸を去る際に急遽行われたぶら下がり取材。この形式の取材は、短いと1分以下、長くても5分程度のことが多いのですが、今回は「桜を見る会」を主なテーマに、異例の20分以上に渡りました。その対応はさながら首相による“記者会見”のようでした。この長時間となった取材の背景を記したいと思います。 (首相官邸・11月15日) この記事の画像(6枚) 記者団はこの日、首相主催の今年の「桜を見る会」をめぐり、800人を超える安倍首相の後援会関係者が参加し会場への優先入場があったこと、前日のホテルでの食事会費用について安倍事務所からの補てんがあったのではとの疑いなどに関し、野党が首相側に公開質問状を突き付けたことを受け、首相自身の見解を聞こうとしていました。そして中国で拘束されていた北大教授が解放されたことへの受け止めと合わせ、取材を要請