次々と食材偽装が発覚する中で、“食偽装の横綱”とされるコメだけが問題にならないのはなぜなのか――。 筆者が思うに、一連の偽装の本丸はコメだ。あるホテルチェーンで食材の仕入れを統括する部長は、「どのホテルも知らんフリしているだけ」と話す。 「偽装と無縁の“業務用米”なんてあるわけがない。だから、内部調査もしない。調査して偽装の事実を発表すれば、恐らく日本のホテルは一軒残らず引っかかってしまう」 米穀卸業者・三瀧商事(三重県四日市市=解散)による過去最大規模のコメ偽装が発覚したのは先月のこと。加工用を食用に偽装し、流通大手のイオンに卸した「国産米」の中身は、中国、米国産。どちらも重金属、カビ毒汚染、農薬残留の疑いがある札付きのコメだが、イオンはそんなコメを弁当やオニギリにして大量販売していた。 「ホテルが仕入れる業務用米も似たようなものだし、実際に三瀧商事の偽装米を使っていたホテルが何
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く