子どものころから人と接するのが苦手で、人間関係の悩みが軽くなることはなかったと明かすのは、『空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。』(柳沼佐千子著、朝日新聞出版)の著者。社会に出ても同じだったといいますが、そんななか、コミュニケーションスキルについて勉強し、「実験」を繰り返していったのだそうです。そして、その結果、気づいたことが。 20年の間、試行錯誤を重ねる中で、私は徐々にやりすぎと言えるほどの表情や身振り・手振りをすると、相手からプラスのリアクションを得られることに気づきはじめます。そして、それは、相手の人柄や様子に合わせなくても、どんな相手に対しても同じでいいことがわかったのです。 (「プロローグ」より) そうした大げさなほどの表情や身振り手振りは、好感を持ってもらうための「かたち」だと著者はいいます。それは武道や茶道などの「型」に近く、身につければ誰でも、どんな相手からも好感を引き