M&Aの取材を結構していますが、最近は大企業で定年を迎えた元管理職が「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書) 」という本に触発され、中小企業を購入しようと意欲を持つ人がいます。 9月11日号付けの経済雑誌「エコノミスト」でも同様な趣旨の特集が組まれており、M&Aのコンサルへの問い合わせが増えているのです。 これはM&Aをやっている人間からすれば、「迷惑している」といってもいいと関係者も言っていました。300万円で会社買えるのかと聞かれれば場合によっては買えます。 しかし、中小企業のオーナー経営を行うというのはそんな甘いことではなく、お金だけの問題ではないのです。これはいい面も悪い面もありますが、家族にならないと従業員のパフォーマンスを最大限発揮することが出来ないのです。 実は大企業の部長の次の就職希望では、「中小の社長をつとめ