検査部システムの紹介 1.検体検査システム(LIS: Laboratory information system) 当院の検査部における検体検査システムは,ルーチン検査システム,緊急検査システム,検査電子報告書システムから構成されている.それらは,それぞれ独立したシステムとして稼動しているが,必要なデータは連携できるように設計されている. 2.総合自動検体検査搬送システム(LAS: Laboratory automation system) LASは,採血室システムと検体搬送システムから構成されており,ルーチン検査システムのサブシステムとして稼動している.採血室システムは,医師からの依頼情報に応じて,採血管にバーコードラベルを貼付し,採血者の元まで準備済み採血管を搬送する.また,採血後の採血管は,採血者のすぐ傍の検体搬送システムへセットすることにより,リアルタイムに採血検体を搬送することが
国内初の医療機器承認デジタル病理システムの次世代型ソリューション「フィリップス インテリサイト パソロジーソリューション(SG)」国内発売開始 株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジャスパー・アスエラス・ウェステリンク、以下 フィリップス)は、「2030年までに25億の人々の生活を向上させる」を達成目標に掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち、すべての人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現をめざしています。 フィリップスは、2023年1月1日から、病理ホールスライド画像診断補助装置「フィリップス インテリサイト パソロジーソリューション(SG[1])」を日本国内にて販売開始いたしました。 世界初の、『デジタル病理画像を用いた病理診断補助を目的とした医療機器(デジタルパソロジー)』の提供を実現し
現在、診療報酬改定により、デジタル画像による病理診断が認められるようになり、病理診断は変革を迎えています。バーチャルスライドによるデジタル環境を導入することで、病理医が不在でも遅延なく病理診断を実施することやカンファレンスの運用、また貴施設の病理医が専門外の診断に苦慮する場合のコンサルテーションなどを簡便に実施することが出来るようになります。今後の人工知能や画像解析の導入を見込んで病理システムをデジタル化することはメリットがあるのではないでしょうか。 弊社は、貴施設に最適なスキャナや環境を推薦し、スキャナの導入、病診連携にて遠隔診断する環境構築をお手伝いし、種々のレベルおよび専門性を有する病理の先生方をご紹介することも行っております。以下の様な疑問を持たれた場合は、ぜひご連絡ください。 デジタル病理診断を行うには、何を導入すればいいの? どのスキャナが我々の施設には適しているの? 病診連携
ISO15189認定取得の検査室と協働する病理診断科 病理診断科は、医師2名と検査技術部病理検査室所属の臨床検査技師6名とともに病理診断を行っており、質の高い病理診断を提供するために、2011年9月にISO 15189の認定を取得しました。ISO15189認定取得は、書類審査のみならず技術審査も有り、審査員から渡された標本の染色名を答えたり、特殊染色や細胞診の判定等を実際に行う厳しいものです。 病理検査室の技師は非常に優秀で、要求事項が年々厳しくなっている中、2年毎に行われる定期サーベイも大きな問題なくクリアしています。質の高い病理診断を行うには、質の高い標本作成が必要で、手術標本は手術室隣室の標本室に毎朝臨床検査技師が回収に行き、適切な固定管理を行っています。外来での穿刺吸引細胞診やEUS-FNAの細胞診には、臨床検査技師がベッドサイドに出向き、適切な細胞診標本作成に努めております。病理
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することによって引き起こされます。HPVは、皮膚・粘膜の接触で伝搬するため、セックスの経験がある人なら誰でも感染する可能性がある、ありふれたウイルスです。女性の約8割が、50歳までに感染するといわれています。HPVに感染していても、多くの人は自覚症状もなく、自然の免疫力でウイルスを追い出すことができます。HPVには100種類以上の型があり、そのうち16型や18型など、特定の型のみが子宮頸がんへと進んでいきます。 子宮頸がんを予防するには、HPVワクチンを接種することによって子宮頸がんの原因であるHPV感染を防ぐ一次予防と、定期的ながん検診でがんの早期発見をすることによる二次予防が重要になります。 当院ではそのHPVワクチン接種のよる一次予防と、子宮がん検診による二次予防の両方をすることができます。 HPVワクチン定期接種対象者であれば、国
今、“子宮頸がん検診”について何が議論されているのか? 2023年12月に厚生労働省に「子宮頸がん検診へのHPV検査単独法導入」について検討会が開かれました。以前より子宮頸がん検診にHPV検査を導入することは議論が重ねられていました。 従来型の子宮頸がん検診は子宮の入り口をヘラやブラシで擦って細胞を採取して顕微鏡検査で確認する「子宮頸部細胞診」という方法です。子宮頸がんの95%は性交により感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因です。HPVには約200種類あり、このうち“がん”と関係する15種類のタイプがハイリスクHPVと呼ばれます。現在、子宮頸がん検診にこのハイリスクHPV感染の有無を調べる「HPV検査単独法」を導入することが議論されています。HPV検査の方法は子宮頸部細胞診と同様に子宮の入り口をブラシで擦って細胞を採取する方法であり、検診時間は約1分程度で現在の検診と変わりません
GemMed | データが拓く新時代医療 > がん対策 > 子宮頸がん検診、長期の追跡管理が可能な市町村では2024年4月から「5年の1度のHPV検査単独法」への切り替え可能—がん検診あり方検討会 現在、子宮頸がん検診は「2年に1度の細胞診単独法」で行われているが、「長期の追跡管理が可能」などの要件を満たす市町村では、来年(2024年)4月から、主に30-60歳の女性を対象に「5年に1度のHPV検査単独法」へ切り替えを認める—。 12月18日に開催された「がん検診のあり方に関する検討会」(以下、検討会)で、こうした点を了承しました。本年度(2023年度)内に「がん検診の指針」改正、「HPV検査単独法」の検査マニュアル作成などが進められ、要件を満たした市町村では、早ければ来年(2024年)4月から「5年毎のHPV検査単独法」実施が可能となります。 長期の追跡管理を行わない場合、HPV検査単独
「設定を更新できませんでした。ファームウェアファイル形式が普通ではありません。エラーコード:4.」 「設定を更新できませんでした。ファームウェアファイル形式が普通ではありません。エラーコード:4.」 「QTS 4.3.3.0277(2017年8月)」から最新のQTS 4.x、QTS 5.xにライブアップデート(自動更新)、手動更新をしようとすると40%辺りで上記エラーメッセージが発生し、何をやってもファームウェアの更新が行えませんでした。 「ファームウェアファイル形式が普通ではありません」の対処法 – ハルパス Webブラウザから手動更新をしてもダメ、ソフト「Qfinder Pro」から手動で更新処理を行ってもダメとお手上げの状態で、ググってみると上記記事を発見。 原因は「QTS 4.3.6.1070以下」であることが判明。とりあえず試してみることに。 QTS 4.3.6.1070をダウン
「連携病理診断」を通して、ニッポンの病理診断に新しい風を! 「連携病理診断」とは 従来より、わが国の病理検体の約7割は病理部門を持たない医療機関にて採取され、その大半は、衛生検査所(検査センター)を経由して標本が作製され、「病理検査報告書」として結果が返却されてきました。 さかのぼること2008年、診療報酬改定の際に「病理診断料」が新設され、国の施策として病理診断は医療機関で行うことを示す動きが始まりました。これをもって、病理診断は「医行為である」という認識がなされたのです。 並行して、検査センター経由で書かれた報告書は、正式な「病理診断」ではなく、徐々に医療行為とは認められないようになってきています。 現在はさまざまなことが整備され、「病理部門をもたない医療機関」と「病理診断科」が連携を届け出ることにより、「病理診断」の提供を受けることができるようになっています。 それが「連携病理診断」
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