デアリングタクト 昨年の無敗3冠牝馬で右前肢けいじん帯炎の診断を受けていたデアリングタクト(牝4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)が27日、滋賀県・栗東トレーニングセンターで精密検査を受け、全治6か月以上かかる見込みであることが分かった。今後は福島県の競走馬リハビリテーションセンターに移動。患部への幹細胞移植療法を施し、復帰を目指すことになった。馬主のノルマンディーオーナーズクラブのホームページで発表された。 検査では患部以外の異常は認められなかったが、ダメージのある部分が一般的なけいじん帯炎の治療期間である約6か月より長めのリハビリを要することが判明。そのため、治療促進というよりも再発を防ぐため、今回の療法に踏み切ったとしている。 杉山晴紀調教師はホームページ上で「時間は少しかかってしまいますが、デアリングが万全を期した状態で復帰できるように我々も全力を注いでいきます」とコメント