私がここで述べているのは、「自己啓発書」であって、いわゆる「ビジネス書一般」のことではありません。 「自己啓発書」を明確に定義するのは難しいのですが、実務書ではなく、「ライフハック」系の実用書よりも、もう少し「心がけ」や「心の持ちよう」に関する内容を中心テーマに置いている本と、私は考えています。 たとえば次のような本は、自己啓発書というカテゴリに入るでしょう。 自己啓発書には「読み方」がある 自分の知性に自信をもち、あるいは強い自信をもちたくて、「自己啓発書」など頭から拒絶するという人でなければ、こうした本から得られるものも少なくはありません。 しかし、自己啓発書に過剰な期待を抱き、なかなか人生が一変しないからといって、何冊も何冊も買い込んでいくというのも、あまりいいことではないと思います。 もちろん、自己啓発書を一種の推理小説のように、楽しみのために何冊も読むというのは、別に悪いことでは