政府は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴い、飲食店に午後8時までの時短営業を求め、従わない場合は店名を公表したり過料を科したりする法改正を検討している。宣言の対象になった大阪の三つ星レストラン「HAJIME」(大阪市西区)の米田肇シェフ(48)は、「無計画な政府の政策で飲食店が消えてしまう」と話す。 「この9カ月間、政府は何をしていたのかと怒りを通り越してあきれている」。JR大阪駅から1・5キロほど離れたオフィス街。大阪市西区江戸堀1丁目の一等地にあるHAJIMEで、米田さんは感情を抑えながら強い口調で言った。 大学で電子工学を学び、電子部品メーカーから飲食業界に飛び込んだ異色のシェフ。フランスで修業後、2008年にHAJIMEを開き、オープン1年5カ月でミシュランの三つ星を獲得した。 営業は夜だけ。基本は3万~4万円程度のコースのみだ。料理には、0・1度の違い、塩一粒にもこだわる。
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