新書の全てが悪いわけではありません。 中公新書とか岩波新書、講談社学術文庫は比較的堅いので、学部の卒論やレポートになら取り上げても良いと思います。これらのシリーズの中には、「これって学術論じゃないのか?」と思うほど難しく、引用もついた骨太な本もあります。もちろん、そういう本の著者は、大学教員などちゃんとした研究者です。 しかし、ここ数年に刊行が開始された新書は、ジャーナリズムを超えて、安い雑誌レベルの内容にまで落ちぶれています。書いている人も、アカデミズムの人ではありません。 質問文を見る限り、その辺の違いは分かる方だと思います。本当に引用したい本なら、新書でも引用しても良いと思います。 ただ、本音を言えば、新書は研究書ではないという観念が存在することも確かです。具体名は挙げませんが、これまで学術書を対象にしてきたある賞が、今年は中公新書の一冊に対して賞を与えてしまったんです。これを聞いた
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