小説家・編集者。1958年、東京生まれ。 編集者を経て、2012年、 長篇小説『火山のふもとで』を発表(読売文学賞受賞)。 『沈むフランシス』(2013年)、 『優雅なのかどうか、わからない』(2014年)、 『光の犬』(2017年、芸術選奨文部科学大臣賞、 河合隼雄物語賞受賞)のほか、 編著・共著に『新しい須賀敦子』『須賀敦子の手紙』 『ぼくの伯父さん』『伊丹十三選集』(全三巻)、 新潮クレスト・ブックス・アンソロジー 『美しい子ども』などがある。 ── 雑誌に掲載されたインタビューとしては、 非常識なほどロングです。 だって、100ページくらいあります。 松家 録音テープ、当時はMDの時代でしたが、 合計すると、 録音時間は十数時間ありました。 箱根の富士屋ホテルに、2泊3日。 まるで合宿のようでしたけど、 泊まった部屋は、別々です(笑)。 ── 村上春樹さんの個々の作品論や物語論、