システム開発でテストというと、テスターによる品質保証をイメージされるかもしれません。しかし、近年のアジャイル開発のような短いサイクルの開発プロセスにおいては、テスターのみで品質を担保することは困難であり、開発者も含めて開発工程全体で品質を意識していくことが重要になっています。 そこで今回は、開発者とテスターが一体となって品質向上を目指す手法「テスト駆動開発」の進め方をステップ毎に解説します。 もくじ テスト駆動開発(TDD)とは ステップで分かるテスト駆動開発(TDD)の基本サイクル 【レッド】実装した機能の要件を元に失敗するテストコードを書く 【グリーン】どんな方法でも良いのでテストが成功するコードを書く 【リファクタリング】テストが成功する状態を維持しつつ簡潔・明快なコードにする テスト駆動開発(TDD)のメリット3つ 【1】後工程へバグを持ち越しにくい 【2】システムの要件をより深く