新型コロナウイルスの感染対策のため、自粛を推奨される業態や職種は、そのときどきによって移ろってきた。パチンコ、ライブハウス、劇場など、人々が気にする先は移動したものの、一貫して疑いの目を持たれてきたのは「接待を伴う飲食店」だろう。それでも、対策方法が浸透してきたことなどから悪い意味での注目の的からはずれたように思われていた。だが、与党議員のうかつな言動によって、再び、業態そのものが危機に直面させられている。ライターの森鷹久氏が、夜の銀座から次々と火が消えようとしている様子をレポートする。 * * * 与党議員たちが、緊急事態宣言下にも関わらず連日の東京・銀座クラブ通いをしていたことが発覚した。さらに「はしご」までしたとして謝罪、当の本人は離党し、党トップの菅総理までが頭を下げるという前代未聞の事態が起きた。 国民には不要不急の外出をせぬよう言っておきながら、政治家は好き放題か──。責任感皆
![「議員のはしご酒」で夜の銀座が窮地 監視強化で閉店相次ぐ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/625e8779747a006d83ed3a5f8e8151d0f831953c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.news-postseven.com%2Fuploads%2F2021%2F02%2F13%2Fjiji_suga.jpg)