タグ

ブックマーク / www.news-postseven.com (969)

  • 森喜朗氏の長女が告白「父が問題を理解するのは年齢的に難しい」

    大騒動の末、森喜朗五輪・パラリンピック組織委員会会長が辞任を表明した。誌・週刊ポストはこの辞任表明の直前、騒動の際に祖父を叱り、今回の件では「ショックで寝不足となり会社で倒れた」という森氏の孫娘と長女の2人に話を聞くことができた。以下、孫娘との一問一答だ。 ――孫娘として今回の件をどう思いますか? 「祖父の発言は当に不適切だったと家族もみんな思っているんです。もちろん世の中にご迷惑をおかけしたとすごく反省はしています。が、会長である前に私たちの大事な家族なので体を大事にこれ以上無理せずにしてもらいたいです。自分たちの83歳の祖父であり父であるので」 ――家族から見て女性蔑視は感じたことはありますか? 「まったくそんなことはないです。女性だけの家族なので。当にそんなことは自分たちにとってはなくて、女性のことも大切にしているっていうふうに思っています。私たち家族はまた別のところに住んでい

    森喜朗氏の長女が告白「父が問題を理解するのは年齢的に難しい」
  • セクハラ問題 日本社会の現実は「告発した女性が悪い」

    それは“あの夜”の翌々日の昼間のことだった。4月6日、東京・六木にあるテレビ朝日社。隣接する毛利庭園の桜は早めの満開を迎え、すでに見頃を過ぎていた。 社屋の一室では、2人の女性が向き合っていたという。1人は、その翌週に発売された『週刊新潮』で福田淳一財務事務次官の“あの夜”のセクハラ音源を告発した30代の女性記者Aさん。もう1人は、Aさんの上司にあたる50代の女性管理職Bさんだった。Aさんは、こう訴えた。 「テレビ朝日の放送で、この録音テープを流すことはできないでしょうか?」 気骨があって信頼できる上司のBさんなら、私が置かれた状況を理解してくれるはず。そう信じて思いの丈をぶつけたAさんに、逡巡しながらBさんはゆっくりと時間をかけて語りかけた──。 「日ではセクハラが横行」。米国務省が4月20日に発表した2017年版の「人権報告書」は、セクハラが横行する国として日を名指しし、働く女

    セクハラ問題 日本社会の現実は「告発した女性が悪い」
  • テレビ朝日が「セクハラ被害会見」で守りたかったのは誰?

    『週刊新潮』でセクハラ問題を報じられた福田淳一・財務事務次官の辞任発表を受け、4月19日未明から急遽開かれたテレビ朝日の記者会見。急ぎ駆けつけた誌・週刊ポスト記者を待っていたのは意外な事実だった。 「今回はお世話になっている新聞社とテレビ局の方のみに来ていただいております。すみません」 受付の男性にバツの悪そうな表情で“週刊誌立ち入り禁止”を通告されたのである。 会見では、1年半ほど前から福田氏によるセクハラ被害を受けていた女性記者が上司に報道することを提案。人特定による“二次被害”のおそれから「報道は難しい」と判断され、この女性記者は『週刊新潮』に音声データを提供したという経緯が説明された。 しかし、この会見には不可解な点が多すぎた。まず、なぜ発表は次官が辞めたあとだったのか。 「福田氏がセクハラを否定したまま辞任し、この問題の幕引きを図ろうとしていたためそうはさせじ、というのが表向

    テレビ朝日が「セクハラ被害会見」で守りたかったのは誰?
  • 財務次官セクハラ問題、テレ朝女性上司に関する噂の嘘

    財務省の福田淳一事務次官が、女性記者をバーに呼び出し、「おっぱい触っていい?」「手しばっていい?」などのセクハラ発言を繰り返した問題。『週刊新潮』(4月19日号)が報じ、音声テープを公開すると、テレビ朝日はセクハラを受けたのは自社の女性社員Aさんであると公表した。 Aさんは2016年に福田次官を取材して以来、セクハラ発言に悩まされていたという。 「今から1年ほど前、頻繁に福田さんから呼び出しを受けたA記者が困り果てて女性上司であるBさんに相談し、夜の会合や呼び出しに顔を出すのはやめたそうです」(テレ朝中堅社員) ところが4月4日夜、福田次官からの呼び出しにAさんは応じざるを得なかった。 「この日はNHKが森友学園問題に絡んで財務省の口裏合わせ疑惑をスクープした日で、デスクから記者全体に“裏付け取材をするように”と指示が出ていました。そこで財務省の事務方トップである福田さんから誘いがあったの

    財務次官セクハラ問題、テレ朝女性上司に関する噂の嘘
  • 安倍晋三の甥フジ電撃退社で浮上した「安倍家と岸家」の因縁

    安倍晋三・前首相の甥でフジテレビ局員の岸信千世氏(29)が、10月末で同局を退社すると報じられた。 信千世氏は安倍氏の実弟・岸信夫氏(現・防衛相)の長男。現在はフジの報道局で社会部記者として勤務している。 「今年初めは気象庁と国土交通省を担当していましたが、2月からは新型コロナ流行で人員不足となった厚労省も担当していた。父・信夫氏が菅政権の防衛相に就任して間もない10月初旬に辞意を申し出たそうで、上層部は引き継ぎに大慌て。何度か慰留したようですが、人の意思は固かった。退社後は信夫氏の秘書官になるとみられています」(フジテレビ関係者) 信千世氏といえば、子供のいない安倍前首相の「後継者候補」と報じられたこともある人物だ。 「“ゴッドマザー”の異名を取る安倍氏の母・洋子さんは、安倍氏の兄・寛信氏の長男を後継者にしたい意向があったようだが、人に政界入りの意思はなかった。一方で信千世氏はフジ入

    安倍晋三の甥フジ電撃退社で浮上した「安倍家と岸家」の因縁
  • 語尾が「…」ばかり「三点リーダー症候群」 相手のせいにするズルさも

    「ですが…」「だよね…」など、文章の末尾に“てんてんてん”をつけるクセのある人はいないだろうか。この「…」は、「三点リーダー」といって、「、」や「。」などの句読点と違い、厳格な使用ルールはない。しかし、自由度が高い記号だからこそ、リモートワーク中の人々を惑わせているという…。 「問題なければ、それでも構いませんが…」 「できれば、そうしてほしいんですけど…」 1年近く経つコロナ禍で、リモートワークもすっかり定着した。都内の企業に勤める大山綾子さん(仮名・41才)は、自宅作業中に気づいた違和感についてこう話す。 「最初は、慣れないビデオ通話での会議が苦痛でした。電話がかかってくることも増えて、正直、面倒だなと思っていました。でも、いちばん厄介なのはLINEやメールだと気づいたんです。『電話よりLINEの方が仕事効率がいい』という実業家もいますが、うちの会社は逆です」 大山さんは、上司から連日

    語尾が「…」ばかり「三点リーダー症候群」 相手のせいにするズルさも
  • 岸谷香、長男の名門高校中退と夢 重ね合わせた自身の過去

    《チビゴにおいても、あの時私が想像した5年後は、今と全く全然当に違う。チビゴは頑張った努力が実り、家族みんなで喜んだ。でも、5年後の今は、あんなに行きたかったその学校にはもう居ません》 受験シーズン真っただ中の2月上旬、ブログにこんな投稿をしたのは元プリンセス・プリンセスのボーカル、岸谷香(52才)である。 今年5月にニューアルバムをリリースしてライブ活動を開始する彼女が、愛する「チビゴ=長男」の高校中退という衝撃の事実を告白したのだ。岸谷の長男は2014年に都内の私立中学を受験した。 「香さん自身、超難関で知られる都内の国立大学の附属小学校に入学したものの、中学時代にバンド活動に明け暮れて附属高校への内部進学に失敗し、大学に行けなかった。“学歴コンプレックスがある”と認める彼女は、子供たちに同じ思いをさせないよう、大学まで進める一貫校を受験させました。 夫の岸谷五朗さん(54才)は教育

    岸谷香、長男の名門高校中退と夢 重ね合わせた自身の過去
  • 複雑化する中韓「キムチ論争」 インフルエンサーの台頭が一因か

    1400万人のフォロワーを持つ中国YouTuber・李子柒氏(写真/Liziqi Channel『大根の一生!』より) 中韓のキムチの起源を巡る論争が過熱している。昨年11月、中国メディアが「中国キムチの製造方法が国際標準になった」と報じ韓国ネットユーザーを刺激したことに続き、今年に入ってからも、韓国人YouTuberが「キムチは韓国文化」と発言したことでさらに騒動が過熱、国を巻き込む騒ぎへと発展している。なぜこれほど問題がややこしくなっているのか。中国の経済、社会に詳しいジャーナリストの高口康太さんが解説する。 * * * 「ある文化の起源は韓国なのか、中国なのか」という、ネットではこれまでに何度も繰り返されてきたあるある話だが、デジタル時代の恐ろしさというべきか、その影響は国やビジネスにまで影響を及ぼすようになりつつある。 今回のキムチ論争の発端は、2020年11月24日、中国・四川

    複雑化する中韓「キムチ論争」 インフルエンサーの台頭が一因か
  • 日本中が絶望にある今の状況を「歓迎」する人の声

    他人の不幸は蜜の味、とはよく言うが、この新型コロナウイルスによって仕事、生活、人生、ひいては社会が予想しない方向へ向かおうとしていることを、大歓迎で楽しいとさえ感じる人たちがいる。ライターの森鷹久氏が、なぜ彼らが「喜び」を感じているのか聞いた。 * * * 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、全国の失業者が8万人を超えたことが厚生労働省の発表で分かった。この数は、今後も増大する可能性が高く、コロナに感染するかもしれないという恐怖以上に、社会に暗い影を落としている。 しかし、日国中が絶望にある今の状況を「歓迎」するという人々もいる。 「幸せだった人、順風満帆の人生を送ってきた人たちが、コロナで辛い目にあっているという姿を見るのが、正直快感というか。これまで頑張ってきた人達が苦しみ、頑張ってもどうにもならず、頑張ることを辞めた私は、以前と変わらない生活を続けられている。みんなはマイナ

    日本中が絶望にある今の状況を「歓迎」する人の声
  • コロナワクチン調査 現役医師の38.8%が「打ちたくない」

    依然として猛威をふるい続けている新型コロナウイルス。世界中で予防のための「ワクチン」の承認が相次いでいる。 米国では製薬大手ファイザーと同モデルナの2社がFDA(米品医薬品局)に緊急使用許可を申請、早ければ12月10日以降に供給が始まる見込みだ。英国ではファイザー社製ワクチンの緊急承認を決め、一足早く接種が始められるという。 両社のワクチンについては日政府も確保と供給を明言しており、モデルナ社製は来年6月末までに2000万人分が、ファイザー社製は6000万人分が供給される見通しだ。 ワクチンの実用化が迫る中、医療関係者用の会員制サイト「ケアネット」で、ワクチンに関する医師1000人アンケートが実施された(10月)。 これは30代以上の勤務医、開業医を対象に、新型コロナワクチンの接種希望の有無や懸念する点などを聞いたもので、誌・週刊ポストは医療関係者の協力を得てその結果を入手した。 「

    コロナワクチン調査 現役医師の38.8%が「打ちたくない」
  • 好きなものに囲まれて逝った40代オタク男は「孤独死」だったのか

    高齢者の問題として話題になることが多かった「孤独死」だが、単身世帯(一人暮らし)が全年代で増えているいま、年齢を問わない問題になりつつある。そして2020年7月には、遺品整理や特殊清掃を行う株式会社ToDo-Companyから「オタクの孤独死が急増」と発表されたのを目にして、落ち着かない気持ちになった一人暮らしの人も少なくないだろう。俳人で著作家の日野百草氏が、好きなものに囲まれてこの世を去ったオタクの死について考えた。 * * * 「葉月のやつ、まだブラウン管だったのか、最期まで変わらないな」 限りなく埼玉に近い東京都区部、親御さんの許可をいただき見慣れたアパートの一室に入る。もう20年以上前か、このアパートでネオジオの格闘ゲームに興じたり、古いアニメを見てはああでもない、こうでもないと一晩中語り合ったのは。部屋の中は驚くほど変わっていない。時が戻ったみたいだ。このアパートの住人は、葉月

    好きなものに囲まれて逝った40代オタク男は「孤独死」だったのか
  • コロナで死去の羽田議員 酒タバコやらない甘党で大食漢だった

    「雄ちゃんが亡くなった前日が奥さんの誕生日でね……。『こういう時期ですから、自宅で家族だけの誕生日会を開きます』って話していたのが亡くなる4日前の12月23日のこと。そのときは、普段とまったく変わらない様子でした」 新型コロナウイルス感染症のため、2020年12月27日に亡くなった羽田雄一郎参議院議員(享年53)。同じ立憲民主党に所属し、選挙区も同じ長野県の下条みつ衆議院議員(65才)が、直近の様子を語る。 「12月23日は県連の会合に一緒に参加し、来年予定されている衆院選に関する質問にも、選対部長としてハキハキと答えていましたよ。議論が白熱して30分延びても、しんどそうなこともなかった。『鼻声だった』と報じられましたが、そんなことはありませんでした」 その日、羽田さんは新幹線で東京へ戻っている。翌24日、知人の感染が発覚し、参議院議員診療所にPCR検査を受けたいと申し出たが、無症状のた

    コロナで死去の羽田議員 酒タバコやらない甘党で大食漢だった
  • 韓国が推進する「東京五輪で日米南北4者会談」 その狙いは

    安倍政権から菅政権に交代して以降、韓国側からの関係改善を求める動きが活発化している。 2020年11月10日に朴智元(パク・チウォン)国家情報院長が首相官邸を訪れたのに続き、同月13日には、日韓議連の金振杓(キム・ジンピョ)会長が訪日した。韓国紙の報道によると、金会長は菅首相に対して「元徴用工問題を東京五輪まで凍結する案」を提示したという。何が狙いなのか。 元徴用工裁判で原告が差し押さえた日企業の資産は、すでにいつでも売却できる段階に入っているが、今のところその動きはない。『韓国「反日フェイク」の病理』(小学館新書)の著書がある韓国人作家の崔碩栄(チェ・ソギョン)氏はこう分析する。 「現金化できる時期に入ってからも何の動きがないのは、躊躇しているからだと思います。下手に現金化した場合の日からの経済的な報復を恐れているのでしょう。 しかし、資産売却を『東京五輪まで凍結する』という韓国側の

    韓国が推進する「東京五輪で日米南北4者会談」 その狙いは
  • 日本を羨む韓国「ワクチンも病床もないコロナ正月」の恐怖

    戦後最悪といわれる日韓関係だが、今は両国ともコロナ第3波に苦しみ、経済も国民生活も窮地にある。韓国の文政権も日の菅政権もコロナ対応で国民の信頼を失い、支持率が急降下しているのも共通だ。しかし、第1波、第2波では「コロナの優等生」とされた韓国のほうが国民の失望と混乱は深刻なようだ。『週刊ポスト』(2021年1月4日発売号)では、コロナ後の日韓の国力を比較する特集を掲載しているが、なかでも両国民の関心が高いコロナ対応について、改めて韓国が抱える苦悩をリポートする。 * * * 2020年12月、日でも韓国でもコロナ第3波は猛威を振るった。春から夏にかけての世界的な流行では、韓国は先手先手のPCR検査で感染をい止め、「K防疫」と称賛を浴びたものの、それにあぐらをかいたわけではないだろうが、第3波では対応が後手に回って他国に比べても混迷を深めた。漢陽女子大学助教授の平井敏晴氏は現地の混乱ぶり

    日本を羨む韓国「ワクチンも病床もないコロナ正月」の恐怖
  • 「ルッキズム」の矛盾 解消するより自覚しておくことが大事

    ◆美醜をめぐる3つの作品 長く女子アナの登竜門とされてきたミスコン(ミスキャンパスコンテスト)を中止する大学が出てきたり、女芸人のブスいじりが敬遠されたりと、人の見た目を画一的な基準で評価する「ルッキズム(=外見至上主義)」が議論される機会が増えている。就職差別など、差別につながるルッキズムは批判されてしかるべきだが、一方で美を求める人はいるし、また、ルッキズムの捉え方には個人差や文化差なども関わってくるから、事は単純ではない。 そんななか、ルッキズムを扱った書籍も増え、ルッキズムや美醜問題を考える契機となっている。 たとえば作家の山崎ナオコーラさんは、容姿差別を考えるエッセイ『ブスの自信の持ち方』(誠文堂新光社)で、差別される側ではなく、社会が変わるべきだと説いた。新著『肉体のジェンダーを笑うな』(集英社)にも、顔認証システムがルッキズムの呪いを解きほぐしていく近未来小説が収められている

    「ルッキズム」の矛盾 解消するより自覚しておくことが大事
  • 菅首相の発言はなぜ心に響かないか 外国首相との決定的違い

    臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、菅義偉首相のコロナ対策について。 * * * クリスマスには華やかな芸能人の話題を!と思ったものの、この1週間、テレビの情報番組やニュースで画面に映し出されていたのは、コロナの感染拡大による医療崩壊の危機を訴える医療関係者たちの深刻な顔。そして「Go Toトラベル」全国一斉停止を発表した直後、高齢者8人でステーキ会していた事に対し、反省の言葉を口にする暗い顔の菅首相だ。 暗い顔といっては首相に失礼だったか。いつもよりわずかに冴えない表情といった方が正しいだろう。「いつもより」と言えるほど、会見でも他の場面でも首相の口調や表情はほとんど変わらない。だが、この変わらないところが菅首相の特徴でもある。 安倍政権の官房長官時代

    菅首相の発言はなぜ心に響かないか 外国首相との決定的違い
    repunit
    repunit 2020/12/25
    はいポピュリズム
  • コロナの女王に異変 テレビ局の“岡田晴恵さん離れ”始まる

    コロナ禍で多くの「専門家」がテレビに登場したが、白鴎大学教授の岡田晴恵氏(公衆衛生学)ほどお茶の間に浸透した女性はいない。 11月末までのテレビ出演回数は364回(エム・データ調べ)。今年の上半期の女性に限れば276回(同)で2位二階堂ふみ(177回)、3位有村架純(163回)を大きく引き離し、まさに“コロナの女王”として君臨した。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は言う。 「テレビ文化人枠のギャラは3万~5万円が相場で、岡田さんは7月頃から芸能事務所に所属したので局側の払いはもっと増えているはず。相当な額になる」 単純計算で1000万円以上稼いだことになる。ところが、である。 引っ張りだこだった女王に異変が起きている。2月から8月の出演数が月平均20回にも及んだテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』は、9月、10月は出演なし。第3波が到来した11月も4回に過ぎない(エム・データ調べ)。

    コロナの女王に異変 テレビ局の“岡田晴恵さん離れ”始まる
  • 「コロナ8割おじさん」西浦教授が満喫した「スガとの対面」

    新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、2020年はこれまで注目されることが少なかった感染症の専門家にスポットライトが当たる1年となった。なかでも強い印象を残したのが、厚生労働省のクラスター対策班でデータ分析にあたり、「8割おじさん」と呼ばれた西浦博・京都大学大学院医学研究科教授だ。 感染症の数理モデルの専門家として、流行の拡大を止めるために人の接触の「8割減」が必要だと提言。4月には、人と人との接触を減らすなどの対策を全く取らない場合、国内で約85万人が重篤になり、そのうち約半分の42万人が死亡する恐れがあるという衝撃的な試算を公表して注目された。 「当時の菅義偉・官房長官(現首相)は試算公表の翌日の会見で、『厚労省の公式見解ではない』と言い放ち、西浦氏は批判の矢面に立たされた。第3波が到来したいまでも国内の死者は約2700人(12月15日時点)だから、“試算は大げさすぎだった”と

    「コロナ8割おじさん」西浦教授が満喫した「スガとの対面」
  • 岡田晴恵さん 白鴎大学の学生から証言「TVとは別キャラ」

    2006年、「時の人」として新聞のインタビュー記事に登場した岡田さんは、新型インフルエンザへの備えを主婦らに訴えていた(写真/共同通信社) さまざまな体験取材でおなじみの“オバ記者“ことライター・野原広子(63才)が、気になる時事問題にゆるくツッコミを入れる! 今回のテーマは「岡田晴恵さん」です。 * * * コロナ禍もひと段落、といっても感染症が終息に向かいつつあるという意味ではなく、テレビの向こう側の役者が出そろい、チラッと映っただけで、私ら視聴者は相手が何を発信しようとしているのか、秒速でわかるようになったということ。 たとえば、小池百合子都知事が防災服を着ていれば、次の瞬間、ああ、今日の感染者数の発表だなと思う。西村康稔経済再生相が出てくると、その顔つきで緊迫具合がわかり、今日は聞かなくてもいいか、と察する。菅義偉官房長官の“塩辛顔”にしたってそう。要は、いつものメンバーがいつもの

    岡田晴恵さん 白鴎大学の学生から証言「TVとは別キャラ」
  • 菅首相の「人生相談」から大切な教えを授かることができた

    誰しも迷う時はある。相談した相手の言葉が道を切り拓いてくれた、なんてこともなくはない。大人力について日々研究するコラムニスト・石原壮一郎氏が指摘する。 * * * もしも今「日でもっとも悩みを相談したくない人は誰か?」というアンケート取ったら、かなり高い確率で、この方がトップになるのではないでしょうか。菅義偉首相、72歳。今年9月に総理大臣に就任して以来、コロナ禍に苦しむ日国民に、失望感やもどかしさやイライラを頻繁に振りまいています。 そんな菅首相が、いつの間にか人生相談のムックを出していました。タイトルはズバリ『第99代総理大臣 菅義偉の人生相談』(プレジデント社)。雑誌『PRESIDENT』2020年5月15日号~10月2日号に連載された「菅義偉の戦略的人生相談」を中心に、橋下徹氏や竹中平蔵氏や茂木健一郎氏といった豪華な顔ぶれが、おもに菅総理を称え新政権に期待する内容の原稿やイン

    菅首相の「人生相談」から大切な教えを授かることができた