「激務の旦那より、自分の母親の方がよほど子育てに役に立つ」 …友人や保育園のママたちを見渡せば、こんな人がたくさんいる。それを裏付けるように、政府は三世代同居に補助金を出そう…なんてトンチンカンな子育て支援策を取り入れようとしている。少子高齢化の社会の中で、祖父母世代(60代~70代ぐらいか)を少子化の担い手にするという考え方はよくわかる。でも、日本のそれはあまりに肉親を頼りすぎていないだろうか。 産後のお世話は身内でまかなえ? 妊娠して、初めて知ることはたくさんある。その中で私が驚いたのは、出産がいよいよ近づいた段階で助産師面談をすると当然のように「産後はお母さんがお手伝いしてくれますか?」と聞かれたことだ。幸いにも、母は健在だし、そのつもりでもあったが、デフォルトのサポーターとして「実母」という存在が組み込まれていることに面食らった。実家が遠方であったり、母親が不在の家庭は現代において