空気が乾燥し始める時期から特に気を付けたい火災。火災のリスクが潜んでいるのは火の元だけではありません。電気製品の使い方や火を扱うときの衣服などにも注意が必要です。 防災アドバイザーの岡部梨恵子さんに、日常に潜む火災のリスクと対策、万が一出火した場合にはどうすればいいのかを教えていただきました。 住宅火災のリスクや対策は、 住環境によって異なる 大前提として、「住宅火災」とひとことで言っても、そもそも住んでいる家によってリスクや対策の仕方は大きく異なります。そのため防災の方法においても「『これが正解』と一概に言えないことも多い」と岡部さん。まずは自分の家のつくりや設備について知り、その上で備えることが大切なんだそう。 「最近の住宅は、壁や壁紙が燃えにくい素材でできていたり、燃えても有害な物質が出ないようになっていたりと、さまざまな形で火災への対策がなされています。また、住宅火災の原因をデータ