今日は何の日 昭和23年4月17日 終戦時の宰相・鈴木貫太郎が没 昭和23年(1948)4月17日、鈴木貫太郎が没しました。太平洋戦争終結時の首相として知られます。今回はいくつかのエピソードを紹介しましょう。 慶応3年(1867)に関宿藩士の子に生まれた貫太郎は海軍軍人の道を歩みました。日露戦争では駆逐隊司令を務め、敵艦に極力接近して魚雷を放つ猛訓練を行なったことから「鬼貫」の異名をとり、日本海海戦では敵戦艦への雷撃に成功する大殊勲を挙げています。 その後、海軍中将になった貫太郎は大正7年(1918)にアメリカを訪問。当時、第一次大戦が終わって、太平洋の島々に日本が影響力を持ったことから、日米間の緊張が高まりかけていました。サンフランシスコ市長に招かれた歓迎会で、貫太郎は次のようなスピーチをしています。 「日本人ほど平和を愛する人間は世界にいない。日本は300年間、一兵も動かさず、平和を楽