近年では世界的な気候変動などの影響により、日本国内においても大雨に伴う大規模な水害や土砂災害が数多く発生し、甚大な被害をもたらしている。こうした現実をうけ、総務省消防庁では新たに「中型水陸両用車」として全地形対応車II型2式を整備し、緊急消防援助隊用の無償使用車両として徳島県の板野東部消防組合消防本部と千葉県の山武郡市広域行政組合消防本部に配備した。 これにより、2013年に愛知県の岡崎市消防本部に配備された全地形対応車・レッドサラマンダーが「I型」の「大型水陸両用車」、2014年より各地の消防本部へ配備が進められている津波・大規模風水害対策車に搭載された水陸両用バギーが「小型水陸両用車」と位置付けられた。 中型水陸両用車として採用されたのは米国・Hydratrek社製の車両で、可搬消防ポンプでおなじみのトーハツ株式会社が輸入し、消防車両仕様に追加艤装を行ったものだ。 陸上では左右計8輪の
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