ロシアとウクライナの軍事衝突が長期化する様相を呈している。しかし、軍事衝突以来、多くのメディアでは、「ウクライナ=正義、ロシア=悪」の観点からの報道が多いように見える。そこで、にいがた経済新聞では、なぜロシアはウクライナで軍事作戦を始めたのか、いまの日露関係をどう見ているのかなどについて聞こうと、駐日ロシア大使 M•Y•ガルージン氏にインタビューを行った。(聞き手・石井ターニャ) (問) 先日、国際経済フォーラムがロシアで開催され、127か国が参加した。参加しなかったのは、非友好国と言われる14か国。プーチン大統領は、旧世界秩序の終焉と新世界秩序についても述べられた。非友好国と言われる日本とも非常に悪い関係だが、こうしたことを踏まえて、まず、ウクライナへの軍事作戦についてここまでの流れを確認したいと思う。 答は以下の通り。 これまでのアメリカとNATOについて まず、いまの国際情勢の動き
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