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グレッグ・イーガンに関するreqanuiのブックマーク (4)

  • ワンのタイル 万能チューリングマシン 板倉 - ita’s diary

    イーガン「ワンの絨毯」未読の人は読まないでください。 (某SF短編集で誘導されていたんで検索にヒットしやすいよう情報をまとめます) わりと意外なものがコンピュータになるという話。 「コンピュータに何が出来るか」という事を考える時に、いちいちPCMacやスパコンを別々に考えてたんでは面倒です。そこでチューリングさんは考えました。「すげー長い紙テープ、それを読み書きできるヘッド、それと何個かのトランジスタがあれば、コンピュータでできる計算はなんでもできる」と。こんな風に ほんとに紙テープで計算してたら滅茶苦茶遅いけど、とにかくずっと待ってればそのうちスパコンと同じ答えを出せる、というのが重要。 これら原始的ないくつかの機能をそなえた*1機械だったら全部「コンピュータ」でいいよ*2、PCMacだ関係ないよ、となって考えやすくなりました。 で、そういう「原始的ないくつかの機能」は意外なものにも

    ワンのタイル 万能チューリングマシン 板倉 - ita’s diary
    reqanui
    reqanui 2019/05/17
    ディアスポラ収録版だと確かカットされてたけど短編版だと人類の遠い子孫であるデータ存在達が異星生命を探すのは、人間原理への反証という動機が語られてたな。しかし発見された異星生命が実は…という
  • イーガンの最良の部分が詰まった傑作SF短篇集──『ビット・プレイヤー』 - 基本読書

    ビット・プレイヤー (ハヤカワ文庫SF) 作者: グレッグイーガン,山岸真,Rey.Hori出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/03/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見るイーガンの最新邦訳短篇集である! イーガンは最近は『シルトの梯子』やら〈直交〉三部作やら、長篇の刊行が続いていたので、短篇集の刊行としては複数出版社のものをあわせて六冊目、前短篇集の『プランク・ダイヴ』から数えると、八年ぶりだ。そんだけ期間が空くと、たまにSFマガジンに訳出されたものを読んでいたとはいえ、イーガンの短篇ってどんな感じだったかなあと忘れている面もあったが、いやーあらためてこうして通しで読んでみると、やっぱりめちゃくちゃおもしろいな! 収録作をざっと見渡してみると、『白熱光』ラインの格宇宙SFである「鰐乗り」「孤児惑星」、イーガンの現実に対する政治的な危機感がよく現れている「失われた大陸

    イーガンの最良の部分が詰まった傑作SF短篇集──『ビット・プレイヤー』 - 基本読書
    reqanui
    reqanui 2019/04/03
    『新たに判明した事実によってさらなる探求すべき余白が提示されて終わる。それは現実の科学の探求──あらたな事実の発見・確定が、この世界に対するさらなる謎を呼ぶ──と同様の興奮を覚えさせるものだ。』
  • 万物理論を読んだ - 満たされすぎている

    万物理論とは この世の物理法則全てを含有する、統一の理論。つまり、第三宇宙速度から私の明日の朝ごはんまで、この式一つで導くことのできる理論ということだと思います。 私が読んだのはこのです、 www.tsogen.co.jp 引用:2055年、すべての自然法則を包み込む単一の理論――“万物理論”が完成寸前に迫っていた。国際理論物理学会の席上で3人の学者がそれぞれ異なる理論を 発表する予定だが、正しい理論はそのうちひとつだけ。科学系の超ハイテクな映像ジャーナリストである主人公アンドルーは、3人のうち最も若い女性学者を中 心にこの万物理論の番組を製作することになったが……。学会周辺にはカルト集団が出没し、さらに世界には謎の疫病が蔓延しつつあった。『宇宙消失』で年間 ベスト1を獲得し、短篇で3年連続星雲賞受賞を果たした、現役最高のハードSF作家が贈る傑作! SF小説です。ふんわりした紹介をすると

    万物理論を読んだ - 満たされすぎている
  • きっとマジョリティになれないお前たちに告げる〜グレッグ・イーガン『繭』(祈りの海 収録)ネタバレなしレビュー〜 - zingibercolorの長文置場

    タイトルが『輪るピングドラム』のパクリなのは言うまでもない。 祈りの海 (ハヤカワ文庫SF) 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2000/12/01メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 94回この商品を含むブログ (201件) を見る 今日書くのはグレッグ・イーガン短編集『祈りの海』に収録されている『繭』。 短編ゆえに、ネタバレなしでこの作品の魅力を説明するのは難しいのだが、それでも書いてみようと思う。 グレッグ・イーガンは現代で最も有名なSF作家。 物理・数学のふんだんな知識をもとに、『アイデンティティとは何か? 自分が自分であるとはどういう事か?』 を問う作品を多く書く作家だ。 特に短編の切れ味に定評がある。一つのテーマに、緻密で皮肉な設定をもって切り込んでいく手法が人気だ。 『祈りの海』もまた、刃のような短編を集めた短編集

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