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イーガンに関するreqanuiのブックマーク (4)

  • 『君の名は。』への評がいかに快挙か;訳文と感想(ネットで読めるグレッグ・イーガン氏の映画・創作観) - すやすや眠るみたくすらすら書けたら

    録り貯めたお正月の特番を消化しているかたのなかには、3が日に地上波初放送された『天気の子』や8日新年一発目の『金曜ロードSHOW!』神木隆之介さんなど豪華吹替キャストによる『パラサイト』をご覧のかたもいらっしゃるんじゃないでしょうか? 今回の記事は、そんな新海誠監督の前作で神木氏主演『君の名は。』にたいするグレッグ・イーガン氏の評価がいかにすごいか、氏のインタビューやエッセイ(『Avatar Review(「アバター」批評)』『No Intelligence Required Her, Ex Machina and Interstellar(知性は不要――「her/世界でひとつの彼女」、「エクス・マキナ」そして「インターステラー」にとって)』)などを勝手に訳して、氏の映画観・創作観と比べることで確かめてみようという感じのやつです。 訳文文7700字{2230字+5529字(原文730語+

    『君の名は。』への評がいかに快挙か;訳文と感想(ネットで読めるグレッグ・イーガン氏の映画・創作観) - すやすや眠るみたくすらすら書けたら
  • 究極の経済学小説――グレッグ・イーガン「しあわせの理由」 - 誰が得するんだよこの書評

    経済学では、財は、その使用によってなんらかの効用 utilityを得るための手段です。ここでいう効用とは、快楽であり、幸福であり、欲望の満足です。経済学は財の効率的な分配を研究していますが、それは結局のところ、僕たちが効用を効率的に得るための道具なのです。 そこでこういう疑問が出てきます。では、なぜ効用そのものが直接、売買されないのだろうか。なぜ、しあわせは商品化されないのだろうか。 作は、脳内の物理的状態を変更できるナノマシンによって、しあわせが、いとも容易く得られる世界を描いています。この技術の衝撃はすさまじく、既存の価値観はことごとく破壊され、生きる理由でさえも、どこにも見出せなくなりそうな絶望に襲われます。いや、その絶望ですらも、無意味にしてしまいます。パラメータをちょっといじっただけで完全に消えてしまう程度の絶望なら、はたして絶望と言えるのでしょうか。まあ、同じことは希望にさえ

    究極の経済学小説――グレッグ・イーガン「しあわせの理由」 - 誰が得するんだよこの書評
  • イーガン病 - イーガン病(廉価) - カクヨム

    「おかえり、生物学的兄」 少女の形をした何かがそう言った。帰宅した僕を出迎えたそれは僕の妹なのだった。ただいま、と言いかけた僕の口を胡乱(うろん)げな同意が上書きした。 「お、おう……」 「不自然な発話だったかしら」のかかとに指をかけた僕を見下しながら、妹は続けた。「この観境においての言語標識は、過度に失礼ではない表現に自動調整されているはずだけれど。それともこう言ったほうがよかったかしら。〝おかえりなさい、生物学的お兄ちゃん〟」 今のでわかるように、妹は最近変なのだ。やたらと難解な言葉を含む翻訳調の文体で喋るようになってしまった。まだ高校生であるとはいえ、厨二病という時期でもないだろうに。 妹が言う〝生物学的〟とは、〝血の繋がりがある〟という意味だろうか。そうでなければややこしいので、出来ればそうであってほしい。〝観境〟というのは、ここが仮想空間であるという意味だろうか。それはややこし

    イーガン病 - イーガン病(廉価) - カクヨム
  • しあわせの理由/グレッグ・イーガン - 基本読書

    しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF) 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/07メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 266回この商品を含むブログ (199件) を見る 宗教にとらわれず、理性に動かされている完全な世界を、自分の好きなように夢想することはできるが・・・・・・だが、それでもおれはこの現実の世界で、生きて、行動しなくてはならないのだ。   ──チェルノブイリの聖母より。 イーガンが22世紀からやってきたネコ型ロボットだといわれても決して驚かないどころか、やっぱりそうだったのかと納得するだろう。住んでる世界が違うというか、見ている世界が違うというか、とにかくこれを書いた人間と同じ現実に居るとはなかなか想像することができない。「われらが歌う時」で凄い歌唱力を持ったジョジョが現れた時に、周囲の人間が誰もかれもがお前は

    しあわせの理由/グレッグ・イーガン - 基本読書
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