ホット・ゾーン: エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々 (ハヤカワ文庫NF) 作者:リチャード・プレストン発売日: 2020/05/22メディア: 文庫1994年刊、14年に復刊されたものの版元を変えての文庫化で、76年から93年にかけてのエボラ感染事例を扱ったノンフィクションだ。エボラとはどのような性質を持つウイルスなのか、またエボラに対して人間がどのように発見し、どう考え、そしてどのように終結させてきたのかといった基本的なところを抑えていく良書である。 本書が緊急復刊された2014年はエボラが過去例にないほど世界的に蔓延して犠牲者が出ており、ちょっとどうなのこれ、さすがにやばいんじゃないの感をどんどん醸し出している年だった(早川書房から文庫化された2020年は、エボラほど致死率は高くないがその代わりに感染の広がりが莫大で死者も10万人を越した新型コロナウイルスが蔓延している状況である)
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