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バクスターに関するreqanuiのブックマーク (3)

  • Xeelee : Endurance (スティーヴン・バクスター)

    Xeelee : Endurance 著者:スティーヴン・バクスター (Stephen Baxter) 発行:Gollancz (2015) 2016年2月読了時、邦未訳 ボキャブラ度:★★★★☆ ※個人的に感じた英単語の難しさです。 →Amazonで見る 書は、2004年から2015年にかけて書かれたジーリー・クロニクルの短編集です。 ジーリー・クロニクルは、日では『時間的無限大』や『虚空のリング』を含む長編4冊と短編2冊が翻訳されましたが、現在いずれも絶版状態です。しかし、バクスターはその後もジーリー・クロニクルを書き続けていて、未訳の長編が3冊、短編集が書を含め2冊出版されています。 これらの中には、新たなアイディアの独立した作品であるもかかわらず、便宜上ジーリーを借景したとおぼしき作品も多く含まれています。ところが日においては、ジーリー・クロニクルを冠したがゆえに翻訳され

  • MANIFOLD:SPACE スペース/スティーヴン・バクスター

    MANIFOLD:SPACE 著者:スティーヴン・バクスター (Stephen Baxter) 発行:2001/Ballantine books US $6.99 2002年8月読了時、邦未訳 ボキャブラ度:★★★★☆ ※個人的に感じた英単語の難しさです。 →Amazonで見る MANIFOLD(多様性)シリーズ3部作の2作目です。MANIFOLDシリーズは、主人公は全て元NASAの宇宙飛行士マレンファントですが、3作とも、全然別の平行宇宙の地球の話なので、続けて読むと非常に混乱します。 今回は、「もし人類以外に知性体が存在するなら、宇宙は知性体で殖民しつくされているはず」、というフェルミのパラドックスをテーマに、バクスターが新しい宇宙観を展開します。 日人にとって嬉しいのは、サブキャラが日人で、2020年にはアメリカが宇宙開発から撤退して久しい中、NASDAと西崎重工(?)がコツコ

  • 時間的無限大 / スティーヴン・バクスター - 誰が得するんだよこの書評

    スティーヴン・バクスターで一番面白い。ワームホールを利用したタイムトンネルを通して未来から、未来人と宇宙人がやってくる話。と書くとなんとも幼稚なプロットに聞こえますが、とんでもない。ハードSF的な肉付けが半端じゃなく、茫漠としたスケールのデカさを前にして思わず感動しました。作中で登場するタイムマシンは原理的に可能です。この「エキゾチックな負の物質」と「負のエネルギー」を利用したタイムマシンは、物理学者キップ・ソーンによって考案されました。「負のエネルギー」自体はカシミール効果によって存在が実証されてすらいます。とはいえ、量が不足すぎてタイムマシンを作るのは現実的に無理だそうです。 また、メインアイディアのひとつに「ウィグナーの友人」という思考実験が使われています。これが抜群に面白い。《ウィグナーの友人》と名乗るカルト教団が出てくるんですが、彼らの突飛な思想と行動は一理ありますよ。*1 まあ

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