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2021年5月13日のブックマーク (1件)

  • 『時の矢』マーティン・エイミス - 読書感想文(関田涙)

    Time's Arrow: or The Nature of the Offence(1991)Martin Amis マーティン・エイミスは、『ラッキー・ジム』のキングズリー・エイミスの息子です。 最も有名な作品はロンドン三部作の『Money』『London Fields』『The Information』ですが、いずれも翻訳はされていません。しかし、それらに挟まれるように書かれた『時の矢』(写真)は、我が国でも出版されました。 この小説はブッカー賞の最終候補になっている(その年の受賞作はベン・オクリの『満たされぬ道』)ので、マーティンの代表作といっても過言ではないわけです。 とはいえ、「暇になっちゃったから、面白くて肩の凝らない小説が読みたいなあ」なんて方は、手を出さない方が無難です。 いわゆる「普通の小説」とは余りにかけ離れているため、覚悟を決めてかからないと、十頁も読まないうちに頭

    『時の矢』マーティン・エイミス - 読書感想文(関田涙)