その本のど真ん中あたりのページを見開くと、迷うことなく黄色のマーカーで1本の線を引いた。それはこんな一文です。 知識はただ興味の連続によって得られる。つまり、もっと深く知りたいという強い興味がひとつながりの多くの知識を呼ぶのである。それら知識はもはや暗記する必要などなく、一度見ただけでも頭に残るようになる。 P.37 しかし、そのわずか3分後にはマーカーを引いた行為が無駄だったことに気がついてしまった。 なぜ、無駄だったのかというと、ほとんどのページがマーカーだらけになってしまったからです。具体的に言えばマーカーを引いた数は89箇所、それも126ページしかない薄い本なのに・・ 私はもともと本を読むのが苦手です。活字アレルギーと言うほどではないにしろ、400ページを超えるようなビジネス書を目の前にすると圧倒されて尻込みをしてしまう。 なので、そんな分厚い本を手に取った時は”読むということを放