日本で最も有名な歓楽街である東京・吉原。江戸の遊郭以来の特色ある歴史を持つこの街に、国内初の遊郭・赤線専門書店が開店し、話題になっている。かつての遊郭跡に建つ店舗には、若い女性客も多く訪れるという。どんな店で、いかなる本を扱っているのだろうか。実際に足を運んでみた。 吉原の一角に白のれん赤線とは、戦後の日本に存在した売春の実質的公認地帯のこと。戦前の公娼制度は占領下で廃止されたが、それまでの遊郭などは特殊飲食店街と名前を変えて昭和33年の売春防止法完全施行まで存続。その営業可能区域は地図上に赤い線で区分されていたので、赤線という呼び名が定着した。 話題の「カストリ書房」は、東京メトロ浅草駅から北に20分ほど歩いた吉原大門の近くに位置する。店名は、戦後の日本で濫造された主に性風俗内容を扱う大衆娯楽誌「カストリ雑誌」が由来。地区のメインストリートである仲之町通りから脇に入った小道に面する店の周
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