これまでに「持ち家は資産か?」「『持ち家と賃貸はどちらが得か?』という下らない論争」の二つの文章を寄稿し、いずれも大きな反響を頂いた。投資・会計・不動産といった各分野の専門家の方からも多数の賛同を頂いた(特に嬉しかったのは、不動産コンサルタントの長嶋修さんと田端新太郎さん(LINE株式会社執行役員)からの賛同のコメント)。これはいずれもトゥギャッターにまとめた。 「持ち家は資産か?」へのコメント 「持ち家と賃貸はどちらが得か?という下らない論争」へのコメント 一方で、専門家の方から反論を頂いたケースもあったので、特に多かった二つの疑問に答えたい。 ■持ち家に「利益」は発生するか? 反論1 ・賃料には大家にリスクを押し付けた分が含まれている ・賃料には大家の利益も含まれているから借りると損をする いずれも持ち家はリスクを取った分だけリターンがあるから賃貸より有利、という指摘だ。自分は普段のレ
持ち家には二つの幻想がある。「持ち家は資産である」と「持ち家は賃貸よりも有利」の二つだ。果たしてこれは本当か。結論を言うと間違いだ。■3つの資産価値とは? まず持ち家は資産かどうかについて、言及してみよう。住宅ローンを組んで家を買った場合、一般的な感覚としては返した分だけ自分のものになる、といった所だろう。これが一つ目の幻想だ。 住宅は買ったとたんに2、3割価値が下がると聞いた事がある人は多いだろう。販売側の利益が乗っているだけでなく、買ってすぐに売ろうとすれば、手数料がかかって、結果としてそれぐらいは損をするからだ。したがって頭金は2割くらい入れないと、買った時点で債務超過(借金が資産を上回る状態)になりかねない。 また、経年劣化を考慮すると家の価値は毎年のローン返済額と同じかそれ以上に落ちていくケースが多い。家の価値は、住める・貸せる・売れる、の3点しかない。ローンを返し終わった築35
樋口耕太郎 @trinity_inc 企業最大の費用は人件費ではありません。経営者のエゴです。 RT @northfox_wind 元友人の上場企業の社長に聞かせてやりたいな~ RT @trinity_inc: たった一回の・・資本調達のために・・莫大な費用を払い続ける・・株式上場ほど高価なお金は存在しない。 2010-12-09 11:25:50 樋口耕太郎 @trinity_inc 企業最大の費用(経営者のエゴ)が、一般的な企業金融論で全く語られていないのは、とても不幸なことです。例えば、私が04年に買収したサンマリーナホテルは、当時築20年。建物躯体の経済耐用年数が仮に40年とすると、ホテルとして経営できるのはその時点であと20年ということになります。 2010-12-09 11:51:09
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