「ここで本当に死んだと思ったんです」 「イメージは東日本壊滅ですよ」 これは福島第一原発事故の現場で指揮を執り、去年亡くなった吉田昌郎元所長が、2号機の危機に直面した時の様子を事故調査委員会に述べた証言。 政府は事故から3年半の11日、吉田元所長の証言記録を公開。 3基の原発が暴れるのを前に死も覚悟しながら対応する中、介入する官邸や本店への怒りをあらわにするなど、現場の最高責任者がどんな困難に直面していたのかわかり、今後の事故対応の教訓にする上で公開は意義がある。 今夜は吉田元所長の証言から得られる教訓をどういかすか、担当は水野倫之解説委員。 吉田元所長の記録は400ページ、今夜は元所長一人にあらゆる対応や判断が集中し、厳しい状況に置かれた点に注目。 事故当日1号機では、電源がなくても動き、最後の砦とも言える非常用の冷却装置・ICがほとんど動いていなかった。 吉田元所長がそのこ
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