バチカンのサンピエトロ大聖堂(St.Peter's Basilica)で、カトリック司教会議の開会ミサを行うローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、2008年10月5日撮影)。(c)AFP/CHRISTOPHE SIMON 【10月6日 AFP】ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)は5日、バチカンのサンピエトロ大聖堂(St.Peter's Basilica)でカトリック司教会議の開催を祝うミサを行い、神を信じない現代文化を厳しく批判した。 世界各地から集まった250人以上の司教たちを前に行った説教で、ローマ法王は欧州においてキリスト教が絶滅の危機にある可能性を指摘。「かつては厚い信仰の下にあった国家も、ある種の現代文化が与える有害で破壊的な影響のせいで、神の使命を見失っている」と述べた。 また、「『神は死んだ』と公言し、自分自身を世界や運命の絶対的支配者