大阪府は16日、橋下徹知事の家族が新型インフルエンザに感染した疑いがあるとして、当面の公務を自粛すると発表した。天皇、皇后両陛下が16日夕から18日にかけて大阪府内を訪れるため、橋下知事は全訪問先に同行するほか、府政について説明もする予定だった。すべて副知事が代理を務めることになった。 府によると、橋下知事の家族が週末、医療機関で検査した結果、新型インフルエンザの疑いが判明。知事自身の健康状態は良好という。 16日は両陛下の出迎えのほか、ルース駐日米大使の表敬訪問、財政再建をテーマとする府戦略本部会議などの予定が入っていたが、すべて自粛し、18日まで自宅待機をする。19日以降の予定も流動的という。 橋下知事は「両陛下の行幸啓に随従できなくなりましたことをおわび申し上げます。無事終えられますことを心よりお祈りいたします」とコメントを出した。