鳩山由紀夫首相と日本労働組合総連合会(連合)の古賀伸明会長による初の「政府・連合トップ会談」が2日午前、首相官邸で開かれ、経済対策や雇用・労働政策を中心に意見交換が行われた。会議には、菅直人副総理兼国家戦略担当相や藤井裕久財務相、長妻昭厚生労働相、連合幹部らも同席し、雇用対策に全力で取り組むことを確認した。 鳩山首相は冒頭、「連合の気持ちをもっともっと理解して雇用問題対策に全力を挙げたい」と述べ、連合が求める雇用対策の充実を進める姿勢を示した。 出席者から経済対策について、「税収が減っているので、ない袖は振れないのか」との意見が出されると、鳩山首相は「ない袖は振るものだ」と述べたという。 ただ、連合側が来年度予算編成に関連して「来年度予算の赤字国債増発も止む得ない」と主張したが、政府側は回答を避けた。