米航空宇宙局(NASA)が公開した火星探査のイメージ画(2009年6月12日提供)。(c)AFP/NASA/PAT ROWLINGS 【8月19日 AFP】有人火星探査は科学にとっては偉大な一歩かもしれないが、宇宙飛行士にとっては筋肉寿命を大幅に縮める危険な苦行になるかもしれないとする研究が、米生理学誌「Journal of Physiology」(電子版)に発表された。 米マルケット大(Marquette University)のロバート・フィッツ(Robert Fitts)教授(生物学)率いる研究チームは、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)に約6か月間滞在した米国とロシアの飛行士9人について、帰還当日にふくらはぎの筋肉の生体組織を採取した。 打ち上げ45日前に採取しておいた生体組織と比較してみると、無重力下で筋肉が大幅に萎縮していく様