橋の崩落していない部分で水道管をつっている「つり材」と呼ばれる部材が複数箇所破断していたことを受けて、ライフラインに詳しい専門家は、「崩落した部分のつり材もかなり前の段階から同様に破断していたと考えられる」と指摘しています。 地震工学が専門で、ライフラインの被害などに詳しい神戸大学大学院工学研究科の鍬田泰子 准教授は、「崩落した部分のつり材もかなり前の段階から同様に破断していたと考えられる。1か所が破断してもほかの部材で持ちこたえることはできるが、破断が長期間、複数にわたったことで、そのいずれかが限界を迎え、ほかの部材も連鎖的に崩落したのではないか」と指摘しています。 また、破断があった付近で、鳥のふんの付着が確認されたことについては、「過去にほかの水管橋で鳥のふんによって穴があいた事例もあるが、原因をそれのみに限定するのは難しい。今回のケースは海の近くで潮風の影響を受けやすく、小さな地震
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