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ブックマーク / sniper.jp (4)

  • 絵を描く人々 第10回 描くことの光と闇 - WEBスナイパー

    「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第10回 描くことの光と闇 昔、芸大受験のために通っていた予備校のクラスで、一人だけなかなか描き方の習得ができない学生がいた。 他の学生が石膏像を前に構図を決めている時、彼はいきなりその石膏像の顔の中心を描いていた。他の部分はアタリもつけていない。ひたすら、像の鼻の付け根と二重まぶたの周辺を描いている。しばらく経ってふと見ると、顔の半分だけが克明に描き上がっている。しかし他の部分は真白のまま。 当然、全体が出来上がってきた時には形に歪みが生じたり、構図が偏ったりしていた。講師には何度も注意されていたが、彼はどうしても細

    絵を描く人々 第10回 描くことの光と闇 - WEBスナイパー
    rgfx
    rgfx 2017/02/06
  • 『人間仮免中』(イースト・プレス)  著者=卯月妙子 - WEBスナイパー

    夫の借金と投身自殺、自身が持つ統合失調症の悪化と自殺未遂、AV女優、漫画家としての活躍と苦悩……。波乱の人生を送ってきた著者が、36歳になって出会い、恋をした25歳年上の男「ボビー」。ケンカを繰り返しながらも2人は楽しく生きていくかに思われた。しかし――。卯月妙子が10年ぶりに放つ衝撃的なコミックエッセイ。  これは凄まじい漫画だ。そんな言葉をいきなり使ってしまうのは、書き手として無能であることを告白しているようで抵抗もあるのだが、それ以外の言葉は、この作品にふさわしくないような気がする。 もう一度書く。卯月妙子が10年ぶりに発表したこの作品は、凄まじい。 卯月妙子という人は、その生き様自体が壮絶だった。二十歳で結婚し、出産。そしてAV女優としてデビュー。1994年に井口昇監督とタッグを組んだ『ウンゲロミミズ』(V&Rプランニング)でのスカトロの域を超えた過激プレイは話題を呼び、一躍カル

    rgfx
    rgfx 2012/06/11
    あら新刊。そしてレビュー文に安田理央氏のクレジットが。/ 実録企画モノも新家族生活もeBookJapanで電子書籍化されておるだと…!
  • 特集『東方Project』:「新しい現実」としての幻想郷 - WEBスナイパー

    大塚英志は『ワイルド・バンチ』の出演俳優であるアーネスト・ボーグナインの「いいですか、人が撃たれたら血は流れるものなんです」という発言に強い共感を示している。この発言は現実の条件を示しているが、フィクションにおいては自明でないからだ。自明でないものを主張するとき、そこには倫理観が表出される。大塚の倫理観は、いかにして現実へのコミットメントを回復するか、という方向に向けられている。従って、彼においては、虚構の写生を目的とする「ゲームのような小説」などは、現実への「責任」感に乏しい怠惰なものとして扱われる。この発想が「まんが・アニメ的リアリズム」、すなわち記号的な生の中で傷つく身体や死を描くかという問題へと繋がっていく。 しかしこの問題の立て方は果たして正しいのだろうか。なるほど、戦争翼賛まんがと手塚治虫の関係に注目し、傷つかない身体性=記号性が現実における侵略行為の隠蔽装置として機能していた

  • さやわか × ばるぼら〜対談:2000年代におけるインターネットの話 【前編】 - WEBスナイパー

    さやわか × ばるぼら〜対談:2000年代におけるインターネットの話 【前編】 2010年お正月企画の最後を飾るのは、昨年に引き続きさやわかさんとばるぼらさんのお二人です。2010年代を迎えたいま、ここ10年間のインターネットを改めて振り返ります。昨年は動画でお送りしましたが、今年はテキストでお届けです。まずは2000年、皆さんは「インターネット博覧会」を覚えていますか? ■2000年代はインパクから始まった! 編集部:ここ10年のインターネットについて、お願いします。 ばるぼら:何それ(笑)? 段取りは? 丸投げ?……ええと、では2000年からのインターネットについて。 さやわか:まず2000年といえば……。 ばるぼら:2000年といえば……、インパクっていつでしたっけ。 さやわか:え、セカンドインパクト? ばるぼら:(笑)いや、インパク。 さやわか:あー! なんかありましたね。ほら、1

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