島暮らしに多い困りごとのひとつに「停電」がある。台風の常襲地帯では、数時間から数日間の停電も珍しくないが、エアコンや冷蔵庫、そしてスマホなどの通信手段のことを考えると、「停電知らず」の島暮らしを願う人は少なくない。 一方、社会を見回せば、技術の進歩によりこれまで「インフラに頼るしかない」と考えられていた電気を自分でコントロールできる時代が訪れている。 2019年の夏、島を愛する自動車評論家の発案により、沖縄の小さな島に1台の電気自動車「日産リーフ」が導入された。そこで見出されたのは、「停電知らずの島暮らし」と「自分でできるエネルギーマネジメント」という2つの可能性。そのポイントを紹介する。 (制作・離島経済新聞社広告制作チーム) 阿嘉島(あかじま)。大小30余りの島々からなる慶良間諸島にある座間味村の島。人口263人(2019年9月現在)。透明度の高い海域に多様なサンゴが生息する阿嘉島は、