DroidKaigi 2023で行われたMaterial 3 やめました(スライド)というセッションを聴講した。 その内容に触発され、自分が関わっているAndroidアプリにおいても、Material 3をやめることにした。 なぜやめるのか 上記の発表と同様に、特に問題となったのは、ブランドカラーの取り扱いだった。多くのアプリには固有のブランドカラーが存在するが、その色調を(軽微であれ)変換することはブランドのイメージを損ねてしまう。仮に許容したとしても、iOSやWebでもMaterial 3を採用しないと、統一感を損ねてしまう。全てのプラットフォームでMaterial 3を採用する場合、より横断的な技術選定になり、各プラットフォームでのライブラリの成熟度や実装コストを考慮する必要がある。これは我々にとって現実的でなかった。 また、独自デザインシステムとMaterial 3の実装が混在する