ニデック(旧:日本電産)の子会社で、産業用ロボット開発などを手掛けるニデックインスツルメンツは6月27日、ランサムウエア攻撃を受け、同社とグループ会社のデータの一部が暗号化されたと発表した。データの一部は攻撃者によるリークサイトに掲載され、外部に流出した可能性があるという。 攻撃を受けた原因は、システムの管理者アカウントのID・パスワードが何らかの形で不正に取得されたこと。 被害範囲はニデックインスツルメンツグループに限られており、親会社のニデックは影響を受けていない。ニデック自身は身代金支払い要求を受けたが、「反社会的勢力に対する利益供与には応じられないことなどの理由から、身代金は一切支払っていない」としている。 5月26日に攻撃判明、6月18日にリークサイトに載る 被害を受けたのは、ニデックインスツルメンツと、グループのニデックマテリアル、ニデックインスツルメンツサービスエンジニアリン