「賢い消費者」とは、できるだけ安く買い物をする人のことではないよ。 生産者・流通業者・消費者の全てが均等に「幸せ」を享受できたときこそ、始めて日本の民度が高いといってよい時代になるんじゃないかな。 2010年4月26日 from 出張,日常つれづれ,農家との対話,農村の現実 相変わらず低温傾向が続いている。各産地の農産物の生育が非常に遅れていて、野菜の価格が高騰している。でも、問題はそんなもんじゃない。この春先の異常低温は、夏秋冬に収穫できる農産物にも大きな影響をもたらす。今年度は果樹に関しては莫大な損害が出るかもしれない。 どんなに技術が進歩しても、中・長期的に天気をコントロールすることはできない。気温が低ければ暖房を焚けばいいじゃないか、というけど、屋外の露地栽培では無理だし、ハウス内では「加温機」という機械を使って火を入れることで調整できるが、非常に高いコストがかかってしまう。そのコ