ゲーム翻訳最前線:第1回はラブムーさんと「メディテラネア・インフェルノ」。このフレーズ,あなたならどう訳す? ライター:ラブムー あなたが普段何気なく日本語で遊んでいる,海外で制作されたゲーム。その裏側には,翻訳者たちの大いなる迷いと決断があった――。 本連載「ゲーム翻訳最前線」は,海外ゲームの日本語化を担うさまざまなゲーム翻訳者の皆さんにご登場いただき,ローカライズに頭を悩ませたフレーズについて,訳決定までの思考回路を解説してもらう企画だ。プレイヤーの皆さんも翻訳者になったつもりで,「このシーンはどう日本語にするのがいいだろう?」と考えてみてほしい。最後には記事中に登場した重要単語をまとめるコーナーもあるので,ついでに英語学習もしてみよう。 記念すべき第1回を担当するのは,「ミルキーウェイ・プリンス」の翻訳を手掛けたラブムーさんだ。今回はIGFアワードへのノミネートでも話題になっているイ
大手RTA(Speedrun)イベントに“柴犬”が出場することが報告され、注目を集めている。「ファミリーコンピュータ ロボット」向けのゲームを、ロボットの代わりに柴犬が操作するようだ。海外メディアPC Gamerが伝えている。 RTAイベントに出場することで注目を集めているのは柴犬のPeanut Butter(以下、PB)だ。RTA走者JSR_氏の愛犬であり、「AGDQ 2024」に同氏と共に出場するという。Games Done Quickが主催するイベントで、来年の現地時間1月14日から21日にかけて開催予定。 PBがイベントで挑戦するのはファミリーコンピュータ向けの『ジャイロ(Gyromite)』のようだ。同作はファミリーコンピュータ ロボット(以下、ファミコンロボット)向けに発売された二作品のうちの一つ。ファミコンロボットはゲームと連動して動く周辺機器であり、画面上から送信される光信
デベロッパーのHidden Variable Studiosは6月27日、対戦格闘ゲーム『スカルガールズ 2ndアンコール』およびモバイル向けの『Skullgirls: 対戦型RPG』に対し、最新アップデートを配信開始した。ただ、アップデートの内容が一部ユーザーの反発を買い、Steamでは“レビュー爆撃”まで発生する事態となっている。海外メディアPC Gamerなどが報じている。 『スカルガールズ 2ndアンコール(Skullgirls 2nd Encore)』は、Reverge Labs/Lab Zero Gamesが手がけた2D対戦格闘ゲームだ。もともとは『スカルガールズ(Skullgirls)』として2012年にリリースされ、その後アップデートを重ね現在のタイトルへと更新された。本作ではカートゥーン調のビジュアルが採用され、ユニークなキャラクターが多数登場。『ヴァンパイア』シリーズな
こんにちは、シナリオライターの各務都心(@toshinthepump)です。古今東西の傑作と呼ばれるゲームを、シナリオの面から掘り下げてみようという企画「ゲームシナリオの解剖学」第24回は、『ロマンシング サ・ガ2』を取りあげる。今回もネタバレが出てくるので、先の展開を全く知らないで遊びたい方は注意していただきたい。 1993年、SQUAREから出た伝説のRPG――それが『ロマンシング サ・ガ2』(以下「ロマサガ2」)である。どこへでも行ける「フリーシナリオ」という設計、「閃き」や「陣形」や「見切り」を主体とした戦闘システム、神話については雄弁なのに人間同士の会話は簡素という特徴的すぎる文体……「サガ」シリーズにしかないオリジナリティは今作でとくと見ることができる。 筆者は『サガ スカーレット グレイス 緋色の野望』や『サガ フロンティア リマスター』をプレイし、遡る形で『ロマサガ2』をプ
Valveは4月29日、Steamでのセールイベント「ローグ:不屈の祭典」を、5月2日から9日(太平洋時間)にかけて実施すると発表した。今回のセールでは、ローグライクゲームやローグライトゲームなどが対象となる。聞き馴染みのあるジャンルであるが、具体的にどういった作品を指すのか、またそれぞれの違いは何なのか、ややこしいと感じる人もいるかもしれない。そこでValveが解説をおこなっている。 『Rogue』 ローグライクは、まさに「ローグのような」という意味で、1980年リリースのダンジョン探索RPG『Rogue』がもつ要素を備える作品を示すジャンルだ。厳密な定義のひとつとしては、2008年に開催されたInternational Roguelike Development Conferenceにて提示された「ベルリン解釈」があり、それは以下のとおり。 ・ランダムマップ生成 ・パーマデス ・ターン
ホーム ニュース 「スカイリムおばあちゃん」が“脳卒中により『スカイリム』の遊び方を忘れた”と明かす。それでも諦めず、新しい旅路へ 「スカイリムおばあちゃん」こと、YouTuberのShirley Curry氏が3月1日、睡眠中の脳卒中により記憶を一部失ってしまったことを動画にて明かしている。同氏は一時、愛する『The Elder Scrolls V: Skyrim(以下、スカイリム)』のプレイ方法も思い出せない状態となっていたとのこと。しかし、現在は家族の助けやリハビリによって、快方に向かっている様子だ。 Image Credit: Shirley Curry on YouTube 『スカイリム』は、Bethesda Softworksが手がけたオープンワールドアクションRPGだ。Curry氏は現在85歳。本作をこよなく愛する高齢プレイヤーとして、6年以上にわたりゲームプレイ実況動画をゲ
「ラットレース」というのは聞いたことがあるだろうが、文字どおりラットが「DOOM」の通路を駆け抜けるというのは知っているだろうか? 研究者のヴィクトル・トースが、自作のVR装置を使って「DOOM」の直線的な通路を走るようにラットを訓練できるかどうか、約半年かけて実験を行った。 トースはMindsoftに対し、3Dプリンター、アイロン、ボール盤、ドライバーセットなどを使ってラット用のVR装置を作るのに約4カ月かかったと説明している。装置の主要部分は、ベースの上に置かれた大きな丸いボールで、その場で回転するようになっている。パソコンのマウスから取り出したモーションセンサーでボールの動きを追跡させることも可能だ。ラットはボールの上でハーネスを着け、ゲームを表示した大型の湾曲PCモニターに向かう。ラットが特定の方向へボールを動かすと、ゲームもそれと同じ方向にプレイヤーを動かして反応する。 ペットの
簡単に概要を説明すると「ひとりでCPUを相手に何度も繰り返し『人狼』を遊ぶゲーム」というものだ。人狼のルールとSF世界、そしてキャラクターの魅力が上手に絡み合って非常に面白いゲームなのだが、困った点がひとつある。 以前に電ファミのレビューでも書いたように、「ひとり用の人狼ゲーム」という言い方では、『グノーシア』の面白さがなかなか伝わりづらいのだ。 そんなある日、『グノーシア』の開発元であるプチデポット代表の川勝徹氏にお会いする機会があったので、そのことを伝えてみた。すると思いがけず、川勝氏の口から興味深い発言が飛び出した。 川勝氏は『グノーシア』を「人狼ゲーム」ではなく、「ローグライトアドベンチャー」と捉えているのだという。 「ローグライト」【※】なのに「アドベンチャー」? その字面を見ただけではピンと来ないが、そこにはどのような意味が隠されているのか。
2001年3月21日。その日、任天堂から最新の携帯ゲーム機『ゲームボーイアドバンス』(以下、GBA)が発売された。本体と同時に発売されたゲームソフトの本数は実に20本以上。2021年現在から見ても歴代最多で、人気タイトルの新作からリメイク、完全新作に至るまで、幅広いラインナップが提供された。 そんな同時発売ソフトの中で、今やGBA時代を象徴する人気作のひとつとして語り継がれているタイトルがある。カプコンから発売された『バトルネットワーク ロックマンエグゼ』(以下、『エグゼ』)だ。 1987年にファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)用ゲームソフトとして発売され、カプコンの看板タイトルに成長した横スクロールアクションゲーム『ロックマン』。そのロックマンシリーズの新しい派生作として誕生した『エグゼ』は、「データアクションRPG」を謳うシリーズ初の本格的なRPG。 同じくRPGのロックマンでは
国内の個人開発者すずきすずぞう氏は、『Path of the Abyss』のSteamストアページを公開した。ストアページによると、ゲーム内は日本語および英語表示に対応。ストアページにあわせて、PVも公開されている。また同氏のTwitterやpixiv FANBOXでは、開発中の情報などが公開されている。 『Path of the Abyss』は、リアルタイムな戦闘システムを搭載したダンジョン探索RPGである。本作の舞台は、東ウェルトデンなる地域に存在する小さな遺跡だ。遺跡では、かつて盗掘が繰り返されていたが、最近では誰の目にも留まらず、静かに朽ち果てようとしているかに思われていた。 ある時、遺跡内で恐ろしいモンスターが目撃される。噂話だと侮った冒険者や、領主が結成した調査隊が遺跡を訪れるが、いずれも無残な結果に終わってしまう。そして、遺跡の噂を聞きつけた腕に覚えのある冒険者たちが、東ウェ
みなさん、こんにちは。 いま、世界を取り巻く状況は、本当に大変なことになっています。 なので、『DELTARUNE Chapter 2』を無料でリリースすることにしました。 ほら、よく飼いネコが、捕獲したムシとかを玄関先に置いてったりするでしょ? あんな感じで、僕も自分がこれまで取り組んできたヘンなモノを、みんなにドヤ顔で見せたいなと思って。 そんなことをしてなんになるのかはわからないけど、何かの役に立ったらいいな、と思います。 (ただ、ひとつだけお願いです。ふつう、こういうゲームが無料で配信されるなんてことは、まずあり得ません。なので、余裕がある人は、このゲームを無料でゲットして浮いたお金で、他のインディーゲーム クリエイターをサポートしてください。 それでもまだ、「いや、納得いかない! あんたにお金を払いたいんだよ!」という人がいたら、Bandcampでサントラを買ってもらえるとうれし
国内のゲーム開発会社ケイブは7月13日、「東方Project」のIP許諾を受け、新規ゲーム開発をおこなうと発表した。リリース時期は2022年頃になるという。 ケイブは、1994年に設立された国内のゲーム開発会社である。同社は、これまでに『怒首領蜂』シリーズや『虫姫さま』『デススマイルズ』など、多数のシューティングゲーム作品をリリース。STGにおける、代表的な開発会社の一つに数えられるだろう。また近年ではスマートフォン向けにシューティングゲームアプリ『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』も配信している。 『怒首領蜂大復活』 一方「東方Project」は、ZUN氏による同人サークル上海アリス幻樂団からリリースされている、弾幕シューティングゲームを中心とした作品だ。同人作品ながら、多数のメディアミックスや二次創作作品群も活発に発表され続けている。上海アリス幻樂団からは、最新作『東方虹龍
国内インディーデベロッパーのグアノイスゲームスは6月27日、itch.ioにて『ジルの一日』体験版を公開した。『ジルの一日』はサイバーパンクADV『VA-11 Hall-A』を原作とした二次創作ゲームだ。公開は同作主人公であるジルの6月27日の誕生日を記念しておこなわれた。 ジルお誕生日🎂おめでとう!!🎉🎉 VA-11 Hall-A 🍸二次創作ゲーム「ジルの一日」体験版を公開します! 🎮ぜひ遊んでみてください!! Happy Birthday🎂 to Jill!🎉🎉 VA-11 Hall-A 🍸secondary game "Jill's day" demo version is now available! 🎮Please play with it!https://t.co/gN6R0WWxwo pic.twitter.com/z6AyXxC3ZP — たくや@今年こ
Some of our favorite Bose headphones and earbuds are back to all-time low prices
スクウェア・エニックスが2月18日に発表したHDリマスター版『聖剣伝説 Legend of Mana』。リマスター版ではグラフィックを高解像度化。一部の背景やUIも新たに描き直され、作品全体が現世代向けにリファインされている。その美しく描き直された要素のひとつが注目を集めたことから、原作発売から20数年が経った現在、当時の開発者から開発秘話が語られているようだ。 『聖剣伝説 Legend of Mana』といえば、ワールドマップに街やダンジョンとなるオブジェクトを配置し、プレイヤー自らがファ・ディールの世界を構築していく「ランドメイクシステム」が特徴。従来シリーズとは異なるベルトアクション方式のバトルも目玉となる。それらと同様に、きめ細やかなピクセルアートで描かれた、絵本のような暖かみのあるビジュアルも本作ならではの魅力といえよう。 先日公開されたリマスター版のトレイラー内では、ブラッシュ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く